試合戦評。

9月9日 北海道日本ハム西武ドーム
日|000 202 000 4
西|123 000 01X 7
日|H:7 E:0
西|H:10 E:1

昨日は投打のヒーローの活躍で首位・ファイターズを圧倒したライオンズ。カード勝ち越しを懸けた今日の試合は、ライオンズ・石井一vsファイターズ・多田野という、元メジャーリーガー同士の先発対決となりました。

今日36回目の誕生日を迎えた石井一に白星をプレゼントすべく、今日は序盤から打線が快音を響かせます。まず初回、先頭の1番・片岡が多田野の2球目を左中間へと運ぶ、自身初の今季第13号先頭打者本塁打を放ち、1点を先制。続く2回には、無死1塁から6番・G.G.佐藤が左翼席へ第17号2点本塁打を叩き込み、3対0とします。

さらに3回、2死から連打で1,2塁とすると、今度は5番・石井義が第5号3点本塁打をバックスクリーン脇へ。序盤から計3発もの祝砲が飛び出し、6対0と大量6点のリードを奪います。

序盤から援護をもらった石井一は、初回から毎回得点圏に走者を背負うものの、要所を締める投球で決定打を許さず、ファイターズの反撃を封じていきます。

しかし4回、2死1塁から二岡に右中間へ運ばれる第4号2点本塁打を許し、6対2とされます。

さらに6回、連続四球で無死1,2塁としてしまうと、スレッジに右越えの2点適時二塁打を許し、6対4。石井一はここで2番手・大沼に後を託します。

なおも無死3塁という場面でしたが、大沼は力のあるボールで後続をねじ伏せてここを乗り切ると、続く7回も完璧な投球でシャットアウト。ファイターズに反撃を許しません。

そして8回からは3番手・星野が登板してファイターズの中軸をキッチリと封じると、直後の8回裏、昨日から絶好調のG.G.佐藤が今日も爆発。この日2本目となる18号ソロ本塁打を豪快なスイングで左翼席へと叩き込み、7対4。終盤に貴重な1点を追加します。

迎えた最終回は、4番手・ベイリスが先頭に安打を許すも、後続をしっかりと封じてそのまま試合終了。援護に恵まれた先発の石井一は、5回0/3を103球、被安打6、奪三振6、与四球4、失点4という内容で自身8勝目をバースデー勝利で飾り、最後を締めたベイリスも来日初セーブを記録しました。

両チーム計5発の本塁打が飛び交う空中戦を制し、首位チームを相手にカード勝ち越し。上位追撃への勢いは確実に増しつつあります。明日もこの勢いに乗って勝利をつかみ取り、さらに白星を積み重ねていきましょう!!