試合戦評。

9月10日 北海道日本ハム西武ドーム
日|000 020 200 4
西|000 200 12X 5
日|H:9 E:0
西|H:8 E:0

昨日は本塁打攻勢で圧倒し、首位・ファイターズを相手に連勝を飾ったライオンズ。同一カード3連勝を果たしてさらに勢いをつけるべく、今日はベテランの西口を自身約1ヶ月ぶりとなる先発のマウンドに送り込みました。

その西口は初回から毎回走者を背負いますが、要所を締めて先制のホームを踏ませず。2回には内野安打と2つの四球で1死満塁とされますが、後続を打ち取り、ここを凌ぎます。

一方の打線は、今季初登板初先発のファイターズ・吉川に対し3回まで無安打に封じられましたが、迎えた4回、2番・栗山の中前安打で沈黙を破ります。すると1死後、今日1軍復帰した4番・中村が、自らの復活祝いとなる今季第37号2点本塁打を左翼席へと叩き込み、2点を先制します。

援護をもらった西口でしたが、5回、不運な内野安打をきっかけに1死1,3塁とされると、高橋の適時二塁打、スレッジの犠飛を許し、2対2の同点で追いつかれてしまいます。

さらに西口の後を受けて6回から登板の2番手・木村が7回、連打などで1死1,3塁とされると、ここで自らの暴投、さらにスレッジの犠飛を許し、2対4。終盤で2点を追う展開となります。

しかし、連勝で勢いに乗るライオンズはここから追い上げを見せます。直後の7回裏、2本の安打と四球で1死満塁と走者をためると、赤田がファイターズ4番手・建山からセンターへ犠飛を放ち、3対4と1点差に詰め寄ります。

そして迎えた8回、1死から連打で1,3塁とし、ここで5番・後藤が放った打球は右中間へ。この間に3塁走者の中島が同点のホームを踏み、さらに1塁走者の代走・大崎も気迫のホーム突入を見せ、5対4。土壇場でついに逆転に成功します。

最終回は、5番手・松永が上位打線を3人でキレイに片付け、そのまま試合終了。首位を相手に見事同一カード3連勝を飾りました。

先発の西口は5回を投げて91球、被安打7、奪三振2、与四球2、失点2と勝ち負けはつきませんでしたが、4番手として終盤1回1/3を無失点に封じた藤田が今季2勝目。松永もプロ入り初セーブを記録し、4番・中村は自身初の2年連続100打点を達成しました。

役者が揃って上昇ムードも最高潮に達しつつありますが、獅子の追い上げはまだまだ天井知らず。明日から迎える最下位・バファローズとの今季最終カードでもさらに連勝を伸ばし、上位との差を縮めていきましょう!