試合戦評。

9月12日 オリックス西武ドーム
オ|010 000 200 3
西|001 100 000 2
オ|H:4 E:0
西|H:6 E:0

昨日は栗山の劇的な一発と、先発・帆足の自身初となる無四球完投勝利で、見事4連勝を飾ったライオンズ。勝率も再び5割に乗せたこの勢いで一気に白星を積み重ねるべく、自身最多13勝目を狙う岸を先発のマウンドに送りました。

岸は初回を危なげない投球で3者凡退に封じましたが、続く2回、先頭のローズに初球を右中間へと運ばれる今季第20号ソロ本塁打を許し、1点を先制されます。

しかし3回、打線がすぐさま反撃。バファローズ先発・平野に対し、2死から昨日のヒーローの2番・栗山が左中間を破る二塁打で出塁すると、続く3番・中島が右前へ運ぶ適時打を放ち、1対1。序盤で同点に追いつきます。

さらに4回、1死から6番・G.G.佐藤が平野の変化球を強振。これが左翼席上段へ飛び込む第19号ソロ本塁打となり、2対1と勝ち越しに成功します。

リードをもらった岸は、3回から5回までは完璧な内容で一人の走者も許さず、付け入る隙を与えません。6回には2つの四球で1死1,2塁とされますが、カブレラを直球で併殺打に打ち取り、ここを切り抜けます。

快調な投球が続く岸でしたが、迎えた7回、ついにバファローズ打線につかまってしまいます。1死からフェルナンデスに右翼線際への二塁打を許すと、続く日高には右越適時二塁打を許し、2対2の同点。なおも2死2塁から下山に中前への適時打を浴びてしまい、2対3。逆転を許してしまいます。

反撃を見せたい打線も、5回以降立ち直った平野のキレのある変化球に翻弄され、チャンスを生み出せず。試合はそのまま最終回を迎えます。

そして最終回、バファローズ2番手・金子に対し、先頭の4番・中村が安打で出塁しますが、後続が3人で打ち取られてしまい、試合終了。連勝は4でストップし、勝率も再び5割を割ってしまいました。

先発の岸は7回を投げて126球、被安打4、奪三振6、与四球3、失点3という内容ながら、今季3敗目。昨年からのバファローズ戦連勝は8で止まり、同じく昨年から続く西武ドームでの連勝も11でストップしてしまいました。

接戦を落とす痛い1敗を喫しましたが、明日は今季の対バファローズ終戦です。ここを白星で締めくくってカード勝ち越しを果たし、再び上位進出へと繋がる連勝街道を歩んでいきましょう!!