試合戦評。

9月13日 オリックス西武ドーム
オ|003 302 000 8
西|002 211 22X 10
オ|H:12 E:1
西|H:13 E:1

連勝が4でストップし、再び勝率も5割を切ったライオンズ。クライマックスシリーズ進出へ向けての粘りを見せるべく、今日の対バファローズ今季最終戦へと臨みました。

両チーム無得点で迎えた3回、ライオンズ先発・野上が連打などで2死1,2塁とされると、カブレラに右中間へ運ばれる今季第13号3点本塁打を許し、0対3。先制を許してしまいますが、ここから試合は一気に打撃戦へ突入します。

直後の3回裏、バファローズ先発・小松に対し2死3塁とすると、3番・中島が左翼席へ19号2点本塁打を放ち2対3としますが、続く4回表、今日誕生日を迎えた2番手・木村が2死2,3塁から阿部、カブレラと連続適時長短打を許し、2対6と突き放されます。

反撃を見せたい打線は直後の4回裏、先頭の6番・G.G.佐藤が2試合連続の20号ソロ本塁打を左翼席上段へ叩き込み、3対6。なおも1死2,3塁から1番・片岡の犠飛で1点を返し、4対6とします。続く5回裏には、今度は先頭の4番・中村が左翼席へ突き刺す第38号ソロ本塁打を放ち、5対6。再度1点差に詰め寄ります。

このまま試合をひっくり返したいところでしたが、6回、3番手・大沼が1死2,3塁から内野ゴロと捕逸の間に2点を失い、5対8と突き放されてしまいます。

しかし、ライオンズ打線は勝負を諦めません。6回裏、連打で無死2,3塁とすると、片岡の内野ゴロの間に1点を返し6対8。さらに7回、無死1塁からG.G.佐藤の左中間を破る適時二塁打で7対8とし、なおも1死3塁から8番・後藤の三塁手強襲の適時内野安打で8対8。ついに同点に追いつきます。

ここで3位・イーグルスが敗れたと発表されると、西武ドームは一気に沸き立ち、ムードは最高潮。そして迎えた8回、2死から中島が右翼席最前列に運ぶ20号ソロ本塁打を放ち、9対8。勝ち越しに成功すると、興奮冷めやまぬ中、続く中村もバックスクリーンへ39号ソロ本塁打を運び、10対8と土壇場で2点を勝ち越します。

最終回は、5番手・藤田が2死2,3塁と一打同点の場面を作られますが、最後の日高を打ち取り、試合終了! 両軍合わせて計6本塁打、25安打18得点という乱打戦を見事に制しました。

7回、8回と終盤を無失点に封じた4番手・松永が今季初勝利。さらにチームも対バファローズ終戦を白星で飾り、15勝9敗で今季の対戦を終えました。

これで自力でのクライマックスシリーズ進出も復活。勝利への執念が見事に結果へ結びつきましたが、まだまだ熱戦は続きます。まずは明後日から千葉で迎えるマリーンズとの3連戦で白星を重ねたいところです!