試合戦評。

9月16日 千葉ロッテ戦 千葉マリン
西|000 020 000 2
ロ|001 000 101X 3
西|H:8 E:0
ロ|H:6 E:0

昨夜は終盤に飛び出した上本の適時打と犠飛で逆転勝利。連勝を2に伸ばして迎えるマリーンズとの第20回戦です。

3連勝を目指し、昨年5月26日以来の先発マウンドとなる許を送ります。1回、1番・西岡に安打を許しますが、2番・早坂の打席で盗塁を試みた西岡を細川が封殺。さらに早坂には四球を与えますが、3番・福浦の打席で盗塁を試みた早坂を再び細川が封殺。制球が定まらない許の立ち上がりを強肩で援護します。

しかし、3回、四球と犠打で1死2塁とされた許は、西岡に適時打を放たれて0対1と先制されてしまいます。

マリーンズの先発・大嶺に走者を出しながらも決め手を欠いていた打線は5回に許を援護。1死から9番・赤田の四球に1番・片岡が安打で続くと、2番・栗山の進塁打で2死2,3塁とします。すると3番・中島が2点適時打を弾き返して2対1。逆転に成功します。

逆転してもらった許は打たせて取る投球を披露。マリーンズ打線を5回、6回といずれも9球で3者凡退におさえて今季初勝利を引き寄せます。

ところが7回、先頭の4番・井口の内野安打と5番・大松の二塁打で無死2,3塁とされると、6番・里崎の飛球は懸命に追った二塁手・片岡のグラブからこぼれる適時打。2対2と同点に追いつかれて、許は無念の降板。しかし、続くピンチは後を受けた2番手・松永が代打・ベニーを併殺打に、さらに続く代打・田中雅は3番手・藤田が1球で左飛に仕留めて逆転は許しません。

同点で迎えた9回、ライオンズ打線は代打・上本の二塁打で1死2塁と大嶺を攻め立てますが、2番手・シコースキーの前に代打・後藤が三振、片岡も中飛に打ち取られて勝ち越しはならず。

その裏、4番手・大沼がマウンドへ。しかし、制球が定まらず福浦に四球、井口に死球を与えると、犠打で1死2,3塁とされます。ここで里崎を敬遠して満塁策をとりますが、続くベニーへ投じた初球がワンバウンド。痛恨のサヨナラ暴投で2対3。連勝は2でストップしてしまいました。

先発の許は6回0/3を100球、被安打6、奪三振3、与四死球3、失点2の好投も報われず、大沼は悔しい7敗目。

打線も8安打を放つものの中島の適時打による2点に終わり、昨夜のように終盤に勝ち越し点を奪うことはできませんでした。

明日は西口がマウンドへ。気持ちを切りかえ、投打が噛み合う試合展開で9連戦最初のカードを勝ち越し、チームに勢いをつけたいところです。