試合戦評。

9月19日 福岡ソフトバンク西武ドーム
ソ|000 113 100 6
西|001 000 000 1
ソ|H:7 E:0
西|H:8 E:0

帆足の見事な無四球完封勝利で連敗を止め、ホーム3連戦の初戦を白星で飾ったライオンズ。今日は昨年から対ホークス6連勝中と相性の良い岸がマウンドに上がりました。

その岸は初回、2回と、キレのある球をテンポ良く投げ込み、ホークス打線を封じます。3回には不運な内野安打と2つの四球で1死満塁とされますが、ここは川崎を併殺打に打ち取り、先制のホームを踏ませません。

すると直後の3回裏、先頭の8番・後藤が今季第5号ソロ本塁打を左翼席へ叩き込み、1対0。先制に成功します。

援護をもらった岸はその後も快投を続けたいところでしたが、4回にオーティズに左翼席へ運ばれる18号ソロ本塁打を浴び、1対1の同点。さらに続く5回にも二塁打と犠打で1死3塁とされると、明石にレフトへの犠飛を許し、1対2と勝ち越しを許してしまいます。

岸はその後も勢いの付いたホークス打線を止められず、6回には内野安打と盗塁などで1死2塁とされ、小久保にレフトへの適時二塁打、多村には左翼席への17号2点本塁打を浴びてしまい、1対5。点差を広げられ、岸はこの回限りでマウンドを降ります。

さらに7回、2番手・松永が四球と盗塁などで1死2塁とされると、川崎にセンターへ運ばれる適時打を許し、1対6となってしまいます。

反撃を見せたい打線は、中盤以降立ち直ったホールトンの緩急の効いた投球の前に走者こそ出すものの、チャンスを作れません。

迎えた最終回、代わった2番手・攝津から2番・栗山、4番・中村、5番・石井義と3本の安打で1死満塁とし、反撃へのムードを高めますが、最後は6番・G.G.佐藤併殺打に倒れてしまい、試合終了。今季の対ホークス戦の負け越しが決まり、自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性も再び消滅してしまいました。

先発の岸は相性の良い西武ドームのマウンドでしたが、6回を102球、被安打6、奪三振1、与四球2、失点5という内容で、今季4敗目。昨年からの対ホークス戦連勝は6でストップしました。

3位・イーグルスとのゲーム差も4と開いてしまいましたが、まだまだクライマックスシリーズ進出へ向けての歩みを止めることはありません。まずは明日の今季対ホークス最終戦を白星で飾って今カード勝ち越しを果たし、明後日からの首位・ファイターズとの3連戦へ向けての士気を高めていきましょう!!