試合戦評。

9月20日 福岡ソフトバンク西武ドーム
ソ|001 000 000 1
西|010 002 50X 8
ソ|H:4 E:1
西|H:11 E:1

昨日は投打がかみ合わず、自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅してしまったライオンズ。今日は対ホークス今季最終戦を迎えます。ここを白星で締めくくって弾みをつけるべく、マウンドには中10日での登板となる石井一が上がりました。

石井一は初回、制球が定まらず2つの四球で出塁を許しますが、女房役の捕手・銀仁朗の好送球で相手の2つの盗塁を阻止し、ホークスに主導権を渡しません。

すると2回、今季対戦4戦4敗のホークス先発・杉内に対し安打と相手の失策などで2死1,3塁とすると、9番・原の適時内野安打で1対0。難敵・杉内から先取点を奪います。

しかし直後の3回、石井一が先頭の松田にバックスクリーン脇への第6号ソロ本塁打を許してしまい、1対1の同点に追いつかれます。

その後は両先発の粘りで試合は動かずにいましたが、迎えた6回、ついにライオンズ打線が杉内をとらえます。1死から4番・中村が右翼席へ叩き込む40号ソロ本塁打を放ち、2対1と勝ち越し。なおも2死から四球と安打で1,3塁とすると、8番・銀仁朗が三塁への適時内野安打を放ち、3対1と2点のリードを奪います。

そして7回、今季の鬱憤を晴らすかのごとく、杉内を一気に攻め立てます。1死から片岡の二塁打と盗塁などで2死3塁とすると、3番・中島が左前に運ぶ適時打を放ち、4対1。続く中村が四球を選んだところで杉内をマウンドから引きずり下ろし、代打・石井義も四球を選んでなおも2死満塁とします。ここで6番・G.G.佐藤、7番・佐藤の連続適時打が飛び出し、7対1。さらに相手の暴投も絡んで8対1とし、試合の大勢を決めます。

その後は石井一の後を受けた星野、ベイリスがそれぞれ8回、9回を封じてホークスの反撃をねじ伏せ、そのまま試合終了。今季対ホークス戦は10勝12敗2分という最終成績でしたが、最後を白星で締めくくることが出来ました。

先発の石井一は7回を投げて113球、被安打3、奪三振5、与四球5、失点1で、今季9勝目。打線も終わってみれば先発全員安打の11安打で8得点を奪い、杉内に今季初めて土をつけました。

休む暇もなく移動し、明日からは札幌へ乗り込んで首位・ファイターズとの3連戦を迎えます。まだまだ厳しい戦いが続きますが、来週末に控える3位・イーグルスとの直接対決へ向け、大きな勢いをつけておきたいところです!