試合戦評。

9月21日 北海道日本ハム戦 札幌ドーム
西|000 230 000 5
日|003 000 000 3
西|H:11 E:0
日|H:5 E:1

中村が2年連続の40本塁打を記録するなどして、天敵・杉内を打ち崩したライオンズ。今日からは札幌ドームに舞台を移し首位ファイターズとの3連戦。初戦のマウンドにはエース・涌井が上がりました。

先制点を涌井にプレゼントしたい打線は3回まで、走者を出すものの打線が続かずファイターズ先発・武田勝から得点を挙げることが出来ません。

一方、2回まで要所締めてファイターズ打線を抑えていた涌井は3回、安打と2つの四球などで2死満塁のピンチを招いてしまいます。すると稲葉に右翼手G.G.佐藤の頭上を越える走者一掃の適時三塁打を打たれてしまい、0対3と先制を許してしまいます。

少しでも早く差を縮めたい打線は直後の4回、先頭の5番・後藤と7番・佐藤の安打で1死1,2塁のチャンスを作ります。ここで、昨日攻守で活躍した8番・銀仁朗が右中間を破る適時二塁打を放つと9番・原にも適時打が飛び出し2対3とすぐさま1点差と詰め寄ります。

さらに続く5回、先頭の2番・栗山が武田勝から12号ソロを右中間席に運び3対3の同点とします。さらに2死1塁から6番・G.G.佐藤が今月7本目となる22号2ランを左翼席に突き刺し、とうとう5対3と逆転に成功します。

打線の援護を受けた涌井は尻上がりに投球が良くなり、7回には1死から糸井に二塁打を打たれるも、この試合2安打を打たれている二岡と代打・坪井から連続三振を奪いファイターズ打線に得点を許しません。

打線はファイターズ投手陣を攻めきれず追加点を奪えませんが、涌井が8回を打者3人で抑え2点差のまま最終回を迎えます。最終回のマウンドにも上がった涌井は1死からスレッジに二塁打を打たれはするも、後続を打ち取り試合終了。

涌井は9回を投げきり、124球、被安打5、与四球3、奪三振5、失点3の投球内容で完投勝利を挙げ、15勝でハーラートップタイに並びました。さらに今季通算189奪三振で再び奪三振数でリーグトップに再び立ちました。

首位ファイターズとの3連戦の初戦をエースで勝利したライオンズ。連勝を積み重ね3位イーグルスとの差を出来るだけ詰めて、今週末のイーグルスとの直接対決に臨みたいところです!