試合戦評。

10月3日 東北楽天Kスタ宮城
西|000 120 002 5
楽|400 043 03X 14
西|H:11 E:1
楽|H:16 E:0

今季のホーム最終戦G.G.佐藤の見事なサヨナラ打で飾り、勢いに乗るライオンズ。クライマックスシリーズ進出への最後の切符をつかみ取るため、今日からは仙台、札幌と5連戦に臨みます。その第1カードの初戦、05年から対イーグルス戦9連勝中の帆足をマウンドに送りました。

その帆足でしたが初回、無死1,2塁から鉄平に右翼席へ運ばれる今季第11号3点本塁打を許すと、さらに1死後、草野にも6号ソロ本塁打を浴び、いきなり4点を追う展開となってしまいます。

しかしその後は持ち味のボールを低めに集める投球で立ち直りを見せ、2回、3回と無失点に切り抜けます。

すると4回、打線が反撃。イーグルス先発・青山から5番・石井義が右中間を深々と破る三塁打を放ち、続く6番・G.G.佐藤の内野ゴロの間に1点を返し、1対4。さらに5回には、無死1塁から9番・細川が放った大きな当たりは左翼席へ。これが4号2点本塁打となり、3対4と1点差に詰め寄ります。

しかし直後の5回裏、再び帆足がつかまります。1死から2本の安打で1,2塁とされると、山崎武に右中間へ運ばれる38号3点本塁打を浴び、3対7。その後リンデンにも適時二塁打を許してしまい、3対8となります。

さらに6回、2番手・長田が無死1,2塁とされてしまうと、ここで鉄平に今日2本目となる12号3点本塁打を許し、3対11。点差を8点にまで広げられてしまいます。

目の前で相手のクライマックスシリーズ進出決定の瞬間を見せつけられたくないところですが、打線は青山の前に反撃を見せられず。8回には3番・中島、4番・中村の連打でチャンスを作りますが、ここも後続が打ち取られてしまいます。

すると直後の8回裏、山崎武の適時打、リンデンの左中間への12号3点本塁打で3対14と11点差をつけられ、万事休す。最終回にG.G.佐藤が左翼席へ運ぶ第25号ソロ本塁打、2死後に代打・上本が右中間へ運ぶ4号ソロ本塁打を放ち、5対14としましたが、最後は1番・片岡が打ち取られて試合終了。最後まで可能性を信じて戦ってきましたが、ついにクライマックスシリーズ進出への道が途絶えてしまいました。

残念な結果となってしまいましたが、まだ今季は4試合を残しており、全ての試合が終わったわけでありません。リーグ優勝の行方を左右するであろう残り試合を全力で戦い抜き、昨年王者としての意地、そして来季へと繋がる試合をしっかりと見せていきましょう。