試合戦評。

10月5日 北海道日本ハム戦 札幌ドーム
西|100 202 203 10
日|103 000 010 5
西|H:14 E:1
日|H:9 E:0

投打がガッチリとかみ合った内容で今季の対イーグルス終戦を白星で終えたライオンズは、今日から首位・ファイターズとの今季最後の3連戦を札幌で迎えます。優勝へ王手をかけるファイターズの目の前での胴上げを阻止するべく、今日は山岸を自身約2年ぶりとなる先発のマウンドに送り込みました。

その山岸に対し、昨日と同様打線が初回から援護を見せます。1死から2番・赤田が安打で出塁して相手の暴投で2塁に進むと、3番・中島が右中間を破る適時二塁打を放ち、1点を先制します。

しかし直後の1回裏、森本に安打と盗塁、さらに味方の失策で3塁まで進まれると、稲葉に左翼線際への適時二塁打を許し、1対1。すぐさま同点に追いつかれ、3回には1死3塁からまたも稲葉に右越適時三塁打を浴び、1対2。なおも2死1,3塁とされ、ここで小谷野に2点適時二塁打を浴びてしまい、1対4と3点のリードを許してしまいます。

追い上げたい打線は直後の4回、無死1塁から今季初スタメンの6番・高山が右翼席へ叩き込む今季第1号2点本塁打を放ち、3対4。すぐさま1点差に詰め寄り、6回には死球と内野安打などで1死2,3塁とすると、ここで相手の暴投、さらに代打・佐藤の中前適時打で2点を奪い、5対4。勝ち越しに成功します。

さらに続く7回、1死2塁から4番・中村が放った「完璧です」という大きな当たりは左中間へ。これが自己最多の47号2点本塁打となり、7対4と点差を3点に広げます。

一方の投手陣は、4回から登板の2番手・小野寺、7回からは3番手・ベイリスがいずれも一人の走者も許さない完璧な投球を披露。ファイターズ打線の反撃を封じます。

8回にはこの回途中から登板の土肥がスレッジに中越適時二塁打を許して7対5とされましたが、9回、無死1,2塁から中村のフェンス直撃となる左中間適時二塁打、なおも無死満塁から高山の犠飛、佐藤の右翼線際への適時打で計3点を奪い、10対5。最後は5番手・藤田がファイターズの追撃をかわし、5点差をつけて快勝を収めました。

中村の自己最多の本塁打、高山が本塁打を含む3打点、星もプロ初安打を含む2安打と結果を残すなど、打撃陣の活躍にも助けられ、2番手として好投した小野寺が今季3勝目を挙げ、藤田に3セーブ目が記録されました。

目の前での相手の胴上げを阻止しましたが、今季はあと2戦。容赦することなく白星を重ね、パ・リーグに波乱を巻き起こしていきましょう!