心の底にあるもの。

眩ゆいばかりの夜景が眼下に広がる丘で佇む2人。これまでの思い出に浸っていると、不意に涙が流れだす。
??「どうしたの?」
せ「いや、ちょっと思い出してただけ。こうやって目を瞑るとその時の画が浮かんでくるんだよね…」

暫しの沈黙が2人を包み、心地好い風が頬を撫で…唇を伝わって全身を優しい感触が包む。
驚いて目を開けると
??「待ってるからね」
柔和な微笑みとその言葉を残して彼女は去っていく、光を放つその先へ…
せ「待って!待ってるって…」


そこで夢から解き放たれる。
何かの暗示だろうか…でもこの夢を見て、俺の中の何かが吹っ切れたのは確かで。13は行くことが決まった…後は23を確保出来れば。