白蛇伝千秋楽レポ。
はい、何とか大丈夫になってきたので『白蛇伝』レポ(としてまとまるかは分からないけどw)書いていきたいと思いまつA゚∀゚;)
今回は千秋楽という事で、いつもとは違った感じで楽しめるだろうという期待は感じていて…それはこれまで俺が観てきた3公演で自然と思ってきた事で。そしてそれを見事に裏切らないキャスト陣の皆さんは最高w
その口火を切ったのは桔梗役の相沢真紀さんで。序盤は物語全体を形成するシーンなのでアドリブなんかは無かったんだけど…いつもなら伽屋にヒップアタックを食らう所を見事に後ろに飛んで躱し、それで客席から歓声が起きた程w
して、雄佐の初登場シーン…一雨きそうな天候を見て島民を館に促す際に
(雄 )「終演後の稽古もないから…」
のアドリブで笑いを誘った。
次は俺が思わず「来た来た」とか言っちゃった許仙(市川喜之助)を憂波(幸村吉也)が呼びに来るシーンw
通常ものの5分とかからないで終わる筈なんだけど…ここぞとばかりに幸村さんが畳み掛ける様にアドリブの応酬で、『ラップにのって』と言ってサランラップを広げてその上に乗ったり、『YO!YO!』とか言ってヨーヨーやったり、客席に降りてお客さんをサイに見立てて5人(5頭)捕まえて
(憂 )「この掛け合いも今日で最後(サイ5)」
とか…して
(憂 )「結局駄洒落かよ!」
の逆ギレで終了。多分これで彼の半分は仕事終わった感が…まだ全体の1/4の所なのにw
喜之助さんも負けずに笑いを取って…本人も笑いを堪えられずに一旦退場しつつw『動』と『静』の融合でこのシーンは通常の3倍近くの時間を掛け終了(ノ∀`)ナガ
その影響で森の動物役の3人が笑って台詞をまともに言えず…だけどその後直ぐにかのんちゃんがしっかり修正して『妖かしの宝珠』へ。
館のシーン…伽屋が憂波の突然のフリに何とか対応。
第1幕終盤…アドリブではないんだけど、許仙が崖から飛び降りる直前の『白娘の絶唱』が物凄くて。なっちの演技と歌が合わさった時、自然と感涙は目に浮かんでて…
休憩を挟んでの後半第2幕はアドリブっていうアドリブはなく、最後のシーンでは本来そのステージにいない演者の方々を含めてオールキャストが揃ってフィナーレを迎えた。
因みに後半の場面で1番好きな所は…死んだ許仙を蘇らせる為人になる事を選んだ白素貞に立ちはだかる法界の体を乗っ取った胡媚。そこへ瑪瑙が助けに入って歌が始まる直前に言う白素貞の
(白´ー`)<絶対に許仙様を助けるから!
って所。特に千秋楽は感情が籠もってて…凄い良かった。
そうそう、カーテンコールも千秋楽らしく…
- 青魚(シャオチン)
福田花音ちゃんは毎回違ったポーズを自分で決めてやってて*1、そんな来てくれる人に楽しんで欲しいという貪欲な姿勢からも小6である事を驚かざるを得ない。ホント頭が下がるA^^;)
- 夷綱(イヅナ)・夷槌(イヅチ)
梶本明志・羽賀亮洋の両名はアクションタレントとして『リボンの騎士』や戦隊ものでも活躍しているので、アクロバティックなパフォーマンスで登場。
- 憂波(ウパ)
笑いを取るだけでなくアクション指導も兼任する幸村吉也さんは、先の2人に対抗…する振りしてやらない、みたいなw
- 法界(ホッカイ)
自身のブログ切っ掛けで『JOPPY』の名も浸透した桝川譲治さんは声援に応え、片手を挙げハンセンのポーズw
- 那岐/胡媚(ナギ/フーメイ)
久々の舞台とは思えない存在感を残した仁科有理さんは那岐の衣裳に胡媚の爪を付けて登場。
- 許仙(シュウセン)
劇中は意外と地味な役回りだった市川喜之助さん。でもそれを覆す予想外の助走なしの前宙で会場を湧かせる。
- 鑼美亜(ラミア)
影の主役とも言える暗躍を見せ、また魅せてくれた彩輝なおさん。宝塚流に歩み出て投げキッス。
- 雄佐/須佐(オサ/スサ)
歌舞伎独特の立ち回りなど、力強い演技が光った市川右近さん。歌舞伎の『にらみ』をやった…けど前の方にしか分からないね(ノ∀`)
- 白素貞/白娘(ハクソテイ/パイニャン)
して、最後に主役で2役を最後までやり切ったなっちは、出てきた時点で既に泣いてしまっていて…今回の大役を任され、その重責から解かれた安心感から流れた涙にこちらも目頭が熱くなる。
ここで一旦幕が降り、再び幕が揚がる。そしてなっちの紹介で、今回の舞台に使われた全ての楽曲の提供をしている広瀬香美さんが登場。花束を渡して足を絡めての熱い抱擁を交す…なっちもそれに対抗w
3回目の幕が揚がった時、客席はスタンディングオベーションになって…笑顔全開ななっちに、号泣してるかのんちゃんが印象的だった。
幕が降りた後、大なっちコールが始まるも…退場アナウンスが2回3回と繰り返され…4回目のカーテンコールはなかったけど、いつもの紺後の恒例行事で終了。