試合戦評。

6月14日 広島戦 西武ドーム
広|012 300 002 8
西|000 000 010 1

広|H:17 E:0
西|H:7 E:1

西武ドームで7連勝中と相性の良かった対広島戦だったが、先発全員安打を浴び思わぬ大敗となった。

先発・岸は2回嶋にセンターへのヒットを許すと、その打球を栗山がお手玉
その間に嶋は3塁に進み思わぬピンチを背負うと倉にレフトの左に落ちるタイムリ二塁打を打たれ先制点を許す。

3回には、東出に一塁への内野安打を許すと、アレックスにはセンター前ヒット。自らの暴投でランナーを進め、嶋の当たりはライト線いっぱいへのタイムリ二塁打

岸は球のキレ自体は悪くなかったが、広島の足を使った緻密な攻撃に徐々にはまり始めてしまう。

4回にも天谷にセーフティーバントを許すと、木村のピッチャー前へのバントを捕った岸はどこにも投げられず。

ランナー・2,3塁となって赤松にはレフトフェンス直撃の2点タイムリー2塁打を浴び、これで5失点。
さらには、東出にまたもショートへの内野安打を許し、これで岸は自己最多の被安打10となった。


広島の先発は高橋健だったが、初回片岡、中島にヒット、ブラゼルにデッドボールを与えたところでまさかの初回降板となる。
首の違和感を訴えていたため早目の降板となった。

2番手長谷川にライオンズ打線は翻弄される。他チームとの対戦ではあまり投げないというフォークを多投し、三振に斬っていく。弱点をつかれた形だった。

片岡の4/30ソフトバンク戦以来の2号ソロによる1点のみで、あとは単発の6安打。一度も流れを掴めないまま試合が終わってしまった。

チームが苦しんだ中で、光る投球を見せたのは12日に1軍に復帰してきた三井。
5回を3者凡退に打ち取ると、6回も4人で仕留め、試合を引き締める投球。
出だしは遅れてしまった三井だが、ここからはきっちりと役割を果たしてくれるだろう。

明日はさらに手ごわいセ・リーグ最多勝投手との戦いになるかもしれないが、今日の反省を生かして打ち崩していきたい。