試合戦評。

6月23日 横浜戦 横浜
西|110 000 300 5
横|403 100 11X 10

西|H:14 E:1
横|H:11 E:0

一日雨天中止を置き、気持ちを入れ替えて臨んだナイン。

初回、栗山、中島が連打で1,3塁のチャンスと作ると、ブラゼルには死球G.G.佐藤のサードゴロの間にライオンズはテンポよく先制する。

2回には細川がウッドの甘く入ったストレートを見逃さずセンターバックスクリーンに弾丸ライナーの第10号ソロを放つ。
細川は早くも昨年に並ぶ第10号。今季は自身最多本塁打を生み出すことになるだろう。


ライオンズ先発は石井一。前登板の阪神戦で左足を負傷。復帰後初のマウンドだったが、本来の投球ではなかった。

初回、2番の仁志にセンターオーバーの3塁打を浴びると、内川の犠牲フライで1点。
4番村田には21日の試合から3打席連続の第19号本塁打で逆転されると、吉村にも2ランを許し、この回いきなり4点を奪われる。

3回には村田に四球を与えると、吉村には右足への死球石井琢の一塁への内野安打で満塁となり、相川にレフト前への2点タイムリー安打。
さらにはピッチャー・ウッドに三遊間を破るタイムリー安打を浴び、さらに3点を追加された。

チームの勝ち頭に交流戦終戦を託した渡辺監督だったが、石井一に3回途中で無念の交代を告げた。

4回には3番手正津が仁志に四球を与えると、村田にはライト前安打、大西の犠牲フライで1点を献上する。
しかし、6回には仁志、内川から2者連続の見逃し三振を奪うなど、3回1失点と粘りの投球を見せた。

正津の粘りに奮起したライオンズナインは、7回表細川、代打・石井義が連打でチャンスを作ると、猛打賞の栗山が4の4となる右中間への二塁打で1点をあげる。
さらに、4番ブラゼルがバットを折りながらもセンター前に運び、2点を追加。
この回3点差に追い上げ、追撃ムードとなった。

しかしその裏、4番手の大沼が石川に左中間への安打を許すと、相川が送りバントを決め、ランナー2塁。
ウッドへの4球目は低めをついたストレートがワンバウンドになってしまい、その間に石川は一気にホームへ。
9点目を足で決められ、呼び戻した流れを再び持っていかれた。
なお、この時にホームカバーに入った大沼は腰に違和感を訴え降板となった。

8回にはセ・リーグ首位打者内川のタイムリー安打で10失点。

13安打を安打数は上回るものの、初回の4失点が響きまさかの6連敗となった。

交流戦を10勝14敗で終えた。

しかし、試合後渡辺監督は昨年より1勝多く勝利をあげたナインを褒めたという。
今回初の6連敗となったが、交流戦に入っても2連敗で食い止め続け、昨年のように一気に崩れることはなかった。

4,5月の頑張りで貯金は減ったものの、ライオンズは首位を独走している。
27日から始まるレギュラーシーズンに向けて、選手たちは休むことなく明日から練習を続ける。