試合戦評。

7月11日 オリックススカイマーク
西|032 510 010 12
オ|000 000 310 4

西|H:20 E:0
オ|H:8 E:0

ライオンズ先発は帆足。「前回悔しい降板をしたし、チームが連敗中だから気合が入っているでしょう。」と渡辺監督が話していたとおり、初回から気合の入った投球を見せる。


初回、帆足は下山にライト前安打を許してしまうも、後続を3人で抑えて上々の立ち上がりを見せる。

2,3,4回は低めのストレートを主体とした内容で3奪三振三者凡退で帆足らしく打たせて打ち取る。

5回にはこの日初めての四球を北川に与えるも、後続を3人で抑え、5回まで伸び伸びとしたピッチングを見せた。

7回、先頭の一気にレフトへのソロアーチを浴びると、牧田にも右中間への二塁打を浴びる。ランナー2塁となったところで下山にライトスタンドギリギリに飛び込む2ランを許しこの回3失点。

大量失点にも助けられ、6回までは安定した内容の帆足だったが、スタミナが7回までは少し足りなかった。
しかし、7回を投げ被安打6、5奪三振、3失点でチームトップとなる8勝目をあげた。

8、9回は山岸が登板。
8回は鈴木に今季初安打を許すと、代打・森山の犠牲フライで1点を返される。

このところ中継ぎに不安があるライオンズは、山岸にも同じような投球はしてほしくなかった。8回の反省を踏まえ、9回は牧田に安打を許すもその後を抑え勝利のボールを掴んだ。


打線も爆発した。2回中村がレフトスタンドギリギリに入る第19号アーチを放つと、銀仁朗が今季2本目の安打をセンター方向に放ち、続く松坂もレフトオーバーの二塁打でチャンスを追加点のチャンスを作る。
片岡が手堅く一二塁間へのタイムリー安打を決め、追加点。この回3点をあげた。

中村が口火を切ったライオンズ打線は止まらなかった。
3回、中島がレフトへのソロアーチを放つと、続くブラゼルもライトへの第21号ソロを放ち、2点を追加した。

4回には、松坂、片岡、栗山の3連打で2点を追加すると、ブラゼルがライトへのタイムリ二塁打を決め、8点目。
ランナーを2塁に置いたところで、中村がレフトスタンド2階席まで届く特大の第20号2ラン!この回さらに5点を追加し、2桁得点10点をあげた。

中村の20号アーチは05年以来。1試合2本塁打は3試合目となった。今季は"おかわりくん"でブレークした05年を上回るホームラン数が期待できそうだ。

5回には、松坂が猛打賞となる3安打目を放つと、片岡がセンター前安打、中島がレフトへのタイムリー安打を放ち、さらに追加する。

8回には途中からファーストを守る後藤がレフトへの二塁打でチャンスと作ると、代打・佐藤がセンターへの今季初タイムリー安打で12点目。

今季最多04年7/25近鉄戦以来となる20安打、4本塁打、今季10度目の2桁得点で獅子は目覚めた。

明日もスカイマークでのオリックス戦。地元の選手が多いだけに伸び伸びとした試合を見せてくれるだろう。明日は初1軍の星の初安打も期待したい。