試合戦評。

8月19日 ソフトバンク西武ドーム
ソ|000 000 003 3
西|000 513 30X 12

ソ|H:6 E:2
西|H:14 E:1

12対3の大勝で優勝マジック28を点灯させた。

「気合が入っていた」と話した先発・石井一は初回本多、仲澤と連続三振、松中はファーストゴロに仕留めて三者凡退に仕留める。
2回も松田にセンターオーバーの二塁打を浴びるも3塁を目指した松田をセンター・栗山からショート・黒瀬、サード・中村とつないで3塁タッチアウト。結果的に3人で打ち取った。
3回、4回にもヒットでランナーを出すも後続を抑え無失点に抑えた。

すると3回までホークス先発・ホールトンに抑えられていた打線が爆発する。

4回裏、栗山右中間への安打、ボカチカが左中間への安打、ブラゼルがレフト前安打と3連打が続き1点を先制する。
さらには中村がきっちりとレフトへの犠飛を決め2点目をあげた。
一度始まった爆発はさらに続く。石井義がセンター前適時打、細川がレフト前安打、黒瀬が左中間への2点適時二塁打と3連打が続き3点を追加する。4回一気にホールトンを崩し、5得点の大量リードを奪った。

5回裏はブラゼルが8/3以来となる第26号ライト越えソロ本塁打を放ち1点を追加する。

6回には片岡が右中間への安打で出塁すると、昨年の盗塁数を越える39個目の盗塁を決めチャンスメイクする。
するとボカチカがレフト左への二塁打を放ち7点目を追加。さらに後藤がレフト越え第9号2ランを放ち、この回3点を追加した。

7回裏には、石井義、黒瀬が四球で出塁すると片岡が猛打賞となるライト前安打で満塁とすると、栗山が走者一掃ライト越えの3塁打を放ち、さらに3点を追加。2桁12得点目とした。

チームの大量リードに石井一の勢いはさらには増した。5回から3イニングス連続の三者凡退。
6回には本多のピッチャーゴロを足に当てるハプニングもあったが「痛かったけれど7回までは投げると約束した」と7回まで投球を続けた。
ストレートの威力も変化球のキレも増していた石井一は、毎回奪三振を奪い今季最多の8奪三振。特に6回に松中からストレートで奪った三振には今日一番の気合が入っていた。

8回には4/10以来の1軍登板となる谷中が下位打線とはいえ三者凡退。代打・城所からは変化球のつり球で空振り三振を奪った。

最終回に登板した平野がサード・中村の失策を皮切りに松田に2ランを浴びるなど継投での完封勝利は目前で逃すも、4連敗中だったホークスから12対3の大勝。

石井一は7回を投げ、被安打4、8奪三振、無四死球、無失点で昨年の自身勝利数に並ぶ9勝目をあげた。
お立ち台でのコメントも快調。試合後には「西武ドームで誰よりも自信を持っていますから!」と心強く話した。

今季16度目の2桁得点で貯金は今季最多の17。
ついに優勝マジック28が点灯!!このまま優勝への道のりを獅子のように駆け抜けたい!