試合戦評。

9月29日 オリックス西武ドーム
オ|200 001 000 1 |4
西|100 002 000 0 |3

オ|H:9 E:2
西|H:9 E:0

ライオンズ先発は石井一。初回、2番・後藤にセンター前安打を許すと、3番・カブレラにレフト越えの2ランを浴び0対2と先制点を許してしまう。

しかしその直後、2番・栗山が片岡に並ぶリーグ最多タイの164安打目となるレフト前安打を放つと、3番・中島が右中間への適時二塁打を放ち1対2と1点を返す。

4回裏には後藤がライト越え二塁打を放ち得点圏のチャンスを作る。相手の守備の乱れをつき3塁まで進んだ後藤は、石井義のショートゴロ間にホームを目指すもショート・大引からのバックホームに本塁で刺されてしまった。
さらには、大崎が今季初安打となるセンター前二塁打で流れを作るも、続く細川が空振り三振に倒れ得点することができなかった。

2回以降は立ち直ってきた石井一は毎回ランナーを出しながらも無失点に乗り切る。特に5回表、坂口にセンター前安打、下山にレフト越え二塁打を浴びランナー2,3塁。2アウトからカブレラを敬遠し、満塁とするも4番・ローズを3打席連続の空振り三振に仕留めた!!

石井一は5回を投げたところで110球となり、今季12勝目は飾ることができず降板。被安打6、8奪三振、2失点という今季公式戦最終登板となった。

6回表2番手には山岸。5,6番を打ち取り2アウトとするも、日高にライトソロ本塁打を浴び、1対3としてしまう。

その直後の6回裏、後藤が今季12号となるレフト越え本塁打を放つと、続く中村も2者連続となる第45号レフト越え本塁打を放ち同点に追いつく!!
久しぶりに今季のライオンズらしい一発攻撃で同点に追いついた。

7回以降は両チーム得点が入らず9回へ。4番手・大沼が大引に四球を与えると、9番・坂口が一塁への送りバント。1番・下山にはレフト前安打を浴び、ランナー1,3塁のピンチを迎える。しかし、2番・後藤が仕掛けたスクイズがピッチャー正面をつき、三本間に挟まれた大引を1−5−2でタッチアウト。勝ち越しのピンチを防いだ。

一方ライオンズは9回裏、先頭の8番・細川がレフト前安打を放つも、9番・ブラゼルの当たりが3−6−1のダブルプレーとなる。続く1番・片岡は今日ノーヒットとなるセンターフライに倒れ、3対3のまま延長戦に突入した。

10回表、1−3から4番・ローズがライト赤田の頭上を越える二塁打を放つ。ローズに代わり、代走・森山でバファローズは勝負へ。北川がファースト犠打を決め、ランナーを3塁まで送ると、続く6番・小瀬がピッチャー右へのスクイズを決め、この間に森山が一気にホーム生還。3対4と勝ち越し点を与えてしまった。

10回は、2アウトから4番・後藤が四球で出塁するも、続く中村がショートゴロに倒れゲームセット。

ホーム最終戦を白星で飾れず、今季最多の7連敗を喫した。
バファローズは今日の勝利でクライマックスシリーズ出場を決めた。

試合後には、西武ドームが最後となるバファローズ・清原に渡辺監督から花束贈呈、そして清原が守った1塁ベース上での胴上げが行われた。

その後はライオンズ全選手が集まり、ホーム最終戦セレモニーが行われた。選手会長の赤田は「僕たちの目標です。球場を青く染めて僕らに戦う勇気と力をください。」とファンに挨拶。
選手たちからファンにサインボールが投げ込まれた。