試合戦評。

10月19日 日本ハム西武ドーム
日|014 000 011 7
西|000 021 001 4

日|H:9 E:2
西|H:7 E:1

J SPORTS クライマックス パ 第2シリーズ第3戦。
2勝1敗で迎え、今日で王手をかけようと試合に臨んだ。

ライオンズ先発は帆足。初回はセンター.赤田の好守備にも助けられ3者凡退と上々の立ち上がりを見せる。

しかし2回、小谷野の一塁線への際どい当たりを一度ファールと手を判定した1塁審判が打球の動きを見てフェアと判定し直す。ライオンズの守備陣はファールの対応をしたため小谷野は2塁まで進塁。渡辺監督が曖昧なジャッジに2度にわたる抗議をするも、判定は覆らなかった。
選手たちに動揺はないように見えたがボッツの三塁へのゴロを中村が1塁悪送球。タイムリーエラーとなり先制点を与えてしまった。

3回には、先頭の金子誠にライト前安打を許すと、鶴岡にはレフト前安打を浴び、ランナー1,3塁。3番.田中賢のファーストゴロの間に金子誠が生還する。
さらには、4番.小谷野がライト前安打を浴び、ランナー1,3塁のピンチを背負うと5番.スレッジが放った打球はレフトスタンド最前列へ。「逆球になってしまった」と帆足は悔しそうに5失点を悔やんだ。

帆足は5回を投げ、被安打5、5奪三振、無四死球、4自責点で降板。慎重になりすぎ試合を作ることができなかった。

一方打線は4回までファイターズ.武田勝に抑えられてしまう。2回は後藤がセカンドエラーで出塁し、得点圏まで進むもレフト.佐藤の鋭い当たりもレフト・スレッジの正面。

3回は細川が四球で出塁するも、赤田の三遊間を抜けるかという当たりはショート.金子誠の正面をついてしまいダブルプレーになってしまった。

しかし、5回中村がレフト前安打で出塁すると、続く平尾もセンター返し!その当たりを森本がファンブルする間に中村は3塁まで進塁しランナー1,3塁とする。7番.佐藤のサードゴロ間に中村は悠々と生還。まずは1点を返した。
さらに細川のセンターフライでランナー3塁とすると、9番.赤田が外角低めの変化球を引っ張った打球は左中間真っ二つ!2点目を返した。

6回からは両先発が交代。
6回、7回を2番手.大沼は2イニングス連続3者凡退に仕留める。

6回裏、打線は代わった多田野から栗山が四球、中島が死球で出塁すると、武田久から中村がレフト犠飛を決めさらに1点を返す。3対5と追い上げムードはさらに高まった。

しかし8回表、森本がセカンド内野安打で出塁すると3番手.三井が田中賢に初球を運ばれセンター越え適時三塁打を浴びてしまい突き放される。

9回表には守護神.グラマンを投入するも、先頭の高橋に死球を与えると、8番.糸井にレフト前安打、代打.飯山にキャッチャー前へのスクイズ内野安打を決められ3対7と4点差まで広げられた。

最終回、ファイターズ打線も守護神.MICHEALをつぎ込むも、打線は何とか追い上げようという気迫を見せる。大島が「夢中で打ちました」というライト前安打で出塁すると、細川がレフト左への安打。
すると、5回に適時打を放った9番.赤田がど真ん中のストレートをセンター返し!4対7と一挙同点の可能性を広げた。
しかし、続く片岡は空振り三振に倒れゲームセット。

序盤の5失点が響き、帆足はクライマックス白星なしの2連敗。
第2シリーズはアドバンテージの1勝を含め2勝2敗とタイとなった。

日本シリーズ出場の切符はしあさって22日まで持ち越し。明日1日で気持ちを入れ替え2連戦に臨みたい。



いやぁ…帆足がまさかの5失点。でもその全ての発端は柿木園*1の誤審であることは間違いないな。説明の仕方も悪かったし…次の試合出てきたらブーイングだろうなw

*1:一塁塁審。