試合戦評。

4月4日 ロッテ戦 千葉マリン
西|300 010 010 5
ロ|011 041 03X 10
西|H:9 E:2
ロ|H:14 E:1

昨日の開幕白星で勢いに乗るライオンズは、昨年の対マリーンズ戦で1完封を含む3戦3勝と相性の良さを見せていた帆足をマウンドに送り、開幕連勝を目指しました。

試合を優位に進めるためにも先手を取って帆足を援護したい打線は、初回から昨日の勢いをそのままにマリーンズ先発の小林宏に襲いかかります。2死から3番・中島が四球を選んで出塁し、4番・中村が左前安打で続くと、5番・後藤の代打・石井義と6番・G.G.佐藤に連続適時打が飛び出して3点を挙げ、先制に成功します。

援護をもらった帆足は味方の失策や自らの暴投なども絡んで2回、3回と得点を許し、3対2と1点差に迫られてしまいますが、浮き足立つことなくそれぞれの回を最少失点で切り抜けていきます。

追いすがるマリーンズを突き放したい5回表、1死1塁の中島の場面で、エンドランを敢行打球はは右中間を深々と破る三塁打になります。この間に1塁ランナーの栗山が一気にホームインして4対2とリードを再び2点に広げ、小林宏をマウンドから引きずり下ろします。

このリードを守りたかった帆足でしたが、直後の5回裏、足を絡めた攻撃でチャンスを広げられると、早川、西岡、井口に適時打を浴びて一挙4点を奪われ、4対6と逆転を許してしまいます。結局帆足はこの回途中で降板。5回途中まで68球、被安打8、奪三振3、与四死球0、失点6という内容でした。

6回には細川の捕逸でさらに1点を失い4対7とされ、反撃を見せたい打線も小林宏の後を受けた小宮山、伊藤、シコースキーの前にランナーこそ出すものの、得点には結びつけることが出来ません。

8回には先頭のG.G.佐藤がこの回代わったばかりの5番手・川崎からレフトポール際へ運ぶ今季第1号ソロを放ち、2点差に詰め寄ります。しかしその裏の攻撃で、7回を3者凡退に封じていた4番手・谷中が突如崩れ、1死1,2塁から9番・今江に左中間へと運ばれる1号3ランを許し、5対10となります。

最終回は2死から4番・中村が意地の左前安打を放ちますが、最後は荻野に封じられてゲームセット。開幕連勝はならず、今季初黒星を喫してしまいました。

しかし敗れはしたものの、3点を奪った初回の攻撃や、G.G.佐藤の今季第1号など、打線は昨日の勢いをそのままに好調ぶりをキープしています。明日は新加入の先発・ワズディンをしっかり援護し、投打のかみ合った野球を見せて開幕カード勝ち越しを狙います。