試合戦評。

4月12日 東北楽天Kスタ宮城
西|010 000 000 1
楽|000 002 20X 4
西|H:3 E:1
楽|H:11 E:0

昨日は9回の土壇場で鮮やかな勝ち越し劇を見せ、イーグルスとタイながら久々の首位の座に立ったライオンズ。今季初の同一カード3連勝、そして単独首位奪取を目指し、今日の試合に臨みました。

ライオンズは2回、イーグルス先発のラズナーに対し、先頭の4番・中村が高めに浮いた変化球を叩いて今季第4号ソロを左翼席へと豪快に運び、先制に成功します。

ライオンズ先発のワズディンは、毎回のように走者を出しますが、4回に1死満塁のピンチで8番・磯部を併殺打に打ち取るなど、要所を締める投球でイーグルスに得点を許しません。

しかし6回、5番・山崎武と6番・草野に連打を許して走者をためると、7番・リックに右前適時打、続く磯部には犠飛を許して1対2と逆転。持ち味の打たせてとる投球を見せてきましたが、ここでワズディンは降板。94球を投げ、被安打9、奪三振1、失点2という内容でした。

さらに続く7回には2番手・小野寺が四球で走者をためてしまい、続く3番手・大沼が1死満塁のピンチで代打・セギノールに右前2点適時打を放たれて1対4。リードを3点に広げられてしまいます。

一方の打線はラズナーに対して2回の中村の本塁打以降完璧に封じられ、6回まで毎回奪三振を喫するなどして追加点を挙げるチャンスすら作ることが出来ません。

8回にようやく6番・石井義が中前安打で出塁するも無得点。最終回も2死から2番・栗山が4試合連続となる中前安打で出塁しましたが、続く3番・中島が二ゴロに倒れてゲームセット。ラズナーに無四球完投勝利を許し、惜しくも今季初の同一カード3連勝、単独首位とはなりませんでした。

しかし、敵地でしっかり勝ち越しを果たし、開幕直後に苦しんだ栗山は4試合連続安打。さらに中村にリーグトップの第4号本塁打が飛び出し、4番手・松永も8回を3者凡退に封じるなど、所々に明るい材料はあります。

明後日からはホークスとの3連戦。まずは熊本で初戦を戦いますが、そこから再び快進撃を見せていきたいところです。