試合戦評。

6月20日 東京ヤクルト戦 神宮
西|100 100 020 0 4
ヤ|010 000 030 1X 5
西|H:10 E:0
ヤ|H:9 E:0

交流戦最下位・ベイスターズを相手に悔しい逆転負けを喫したライオンズ。勝率も5割に戻ってしまっただけに何としてもここで踏みとどまるべく、神宮球場でのスワローズとの試合に臨みました。

ライオンズは初回、スワローズ先発のユウキから先頭の片岡が左前安打で出塁し、すかさず盗塁。その後タッチアップで3塁へ進むと、3番・中島の内野ゴロの間にホームへ生還。片岡の足を生かし、2試合連続で初回に先制します。

先発の西口は初回からキレのあるボールを投げ込んでスワローズ打線を封じますが、2回に先頭のデントナに左翼席への10号ソロ本塁打を許し、1対1の同点に追いつかれてしまいます。

西口を援護したい打線は4回、先頭の4番・中村が滞空時間の長い、2試合連続となる今季第21号ソロ本塁打を左翼席最前列に運び、2対1と勝ち越しに成功します。

リードをもらった西口は3回以降も毎回のように走者を得点圏に背負いますが、ベテランらしい要所をキッチリ締める投球でスワローズに追撃を許しません。

6回途中まで投げた西口は、5回2/3を96球、被安打5、奪三振4、与四球1、失点1という内容でマウンドを降りますが、後を受けた星野、許が6回、7回とスワローズを封じ、試合の流れをライオンズに引き寄せます。

すると8回、安打と四球などで2死1,3塁とすると、6番・G.G.佐藤が右前適時打を放ち、1点を追加。さらに続く大崎にも一二塁間を破る巧みな適時打が飛び出し、4対1。終盤で貴重な2点を追加し、勝負を決めたかに思われました。

しかし直後の8回裏、許が安打と暴投、さらに微妙な判定もあって2死3塁とされ、続く4番手・三井も青木に四球を与えてしまい、2死1,3塁とします。ここで代わったばかりの小野寺がデントナに初球を左中間へ運ばれる11号3点本塁打を許してしまい、まさかの同点に追いつかれてしまいます。

9回は両チームともに決め手を欠いて試合は延長戦に突入し、迎えた10回裏。安打と野選、さらに犠打と敬遠四球で1死満塁とされ、この試合全打点を叩き出されているデントナに三遊間を破るサヨナラ適時打を放たれ、試合終了。今日も接戦をものにできず、これで今季初の4連敗となってしまいました。

なかなか嫌な流れを断ち切れずにいますが、いよいよ明日は交流戦終戦。終わりを気持ちよく締めるためにも、勝利への強い執念を心に持って試合に臨みましょう!