試合戦評。

7月1日 千葉ロッテ西武ドーム
ロ|100 014 000 6
西|140 002 22X 11
ロ|H:13 E:0
西|H:15 E:1

昨日は終盤の執念も及ばず、投手陣が崩れて3連敗を喫してしまったライオンズ。このままズルズルと引きずらないためには落とせない今日の試合、昨年から西武ドーム6連勝中の岸に連敗ストッパーとして先発のマウンドを託しました。

岸は初回、井口に適時打を浴びて先制を許してしまいますが、その裏、マリーンズ先発の成瀬から1番・片岡の二塁打などで1死3塁とします。ここで3番・中島に適時二塁打が飛び出し、すぐさま1対1の同点に追いつきます。

続く2回、2本の安打と犠打で1死2,3塁とすると、続く8番・佐藤が犠飛を放ち、2対1と勝ち越しに成功。さらに9番・銀仁朗が安打で繋ぎ、昨日から4打席連続安打となる片岡の適時打と栗山の2点適時二塁打が飛び出し、序盤で5対1とリードを広げます。

2回以降は走者を出しながらも粘りの投球で無失点に抑えていた岸でしたが、5回、今江に5号ソロ本塁打を打たれてしまい、5対2。続く6回には不運な当たりや味方の失策で1点を返されて5対3と2点差に詰め寄られ、なおも1死2,3塁のピンチを背負います。ここで今江に2打席連続となる6号3点本塁打を浴びてしまい、5対6。まさかの逆転を許してしまいます。

しかし、このままで終わらないのがライオンズ。直後の6回裏、安打と犠打で1死2塁とし、佐藤が右翼線への適時三塁打を放って6対6の同点に。ここで成瀬をマウンドから引きずり降ろすと、続く銀仁朗がセンターへの犠飛を放ち、7対6と再び勝ち越しに成功します。

直後の7回に岸は2死満塁のピンチを招きましたが、ここを凌いで無失点に抑えると、その裏の攻撃でマリーンズ投手陣の制球の乱れを突き、押し出しと暴投で2点を追加。さらに続く8回には1死1,3塁から中島のあわや本塁打かというフェンス直撃の2点適時二塁打で2点を追加し、11対6。今季7度目の2ケタ得点を記録し、試合を決定づけました。

ここ最近踏ん張りきれなかった救援陣も、8回を岩崎、9回を小野寺のリレーでマリーンズの反撃を振り切り、試合終了。先発の岸は7回を投げて138球、被安打12、奪三振7、自責点4という内容で6月8日以来の8勝目を記録し、チームも連敗を3でストップしました。

怒涛の攻撃力を見せつけ、7月最初の試合を見事白星で飾ったライオンズ。明日も勝利を収めてカード勝ち越しを果たし、7月の大反攻へ向けて一気に突っ走りたいところです!