試合戦評。

8月2日 オリックス戦 京セラドーム
西|001 011 020 0 5
オ|032 000 000 1X 6
西|H:10 E:0
オ|H:11 E:0

中村の5打点の活躍で、2試合連続の逆転勝利を収めたライオンズ。今日誕生日を迎える渡辺監督を白星で祝うべく、先発のマウンドには西口が上がりました。

西口は今季相性の良い京セラドームでの登板でしたが、2回裏、バファローズ打線につかまってしまいます。2本の長短打で無死1,3塁とされると、濱中に左翼席へ運ばれる2号3点本塁打を浴び、3点を先制されます。

反撃を見せたい打線は直後の3回、バファローズ先発の小松から先頭の8番・石井義が右翼席上段へと運ぶ今季第4号ソロ本塁打を放ち、1対3とします。

しかし援護をもらった西口は立ち直りを見せられず、3回裏に2本の長短打と四球で無死満塁とされてしまい、ここでマウンドを降ります。後を受けた2番手・大沼は、2本の犠飛を許して1対5と点差を広げてしまいますが、その後はバファローズに追加点を許さず、試合のリズムを整えます。

すると、ここ2試合で驚異の粘りを見せている打線が目覚めます。5回、先頭の6番・G.G.佐藤が第15号ソロ本塁打を左翼席上段へ叩き込み、2対5。続く6回には、先頭の1番・片岡が四球を選んで盗塁などで3塁まで進むと、昨日大当たりだった4番・中村が左前への適時打を放ち、3対5と再び2点差に詰め寄ります。

直後の6回裏、3番手・藤田が1死満塁のピンチを招いてしまいますが、その後を星野が2者連続三振に仕留め、試合の流れを一気に引き寄せます。

そして迎えた8回、3番・中島が安打で出塁すると、続く中村が放った打球は左翼ポール際へ。これが2試合連続となる33号2点本塁打となり、終盤で5対5の同点に追いつきます。

その後は両チームともに好機を作るもののあと一本が出ず、試合は延長戦へ突入します。勝利への執念を見せたいところでしたが、10回裏、2イニングス目に入った6番手・岩崎が濱中にこの日2本目となる今季第3号ソロを左中間へ運ばれてしまい、5対6。最後の最後で力尽きてサヨナラ負けを喫し、渡辺監督の誕生日を白星で飾ることは出来ず。サヨナラ弾を浴びた岩崎は、今季3敗目を記録してしまいました。

同一カード3連勝を収めることは出来ませんでしたが、明後日からは首位・ファイターズとの3連戦が控えています。その初戦、聖地・大宮での試合を必ず制し、一気に上位との差を縮める足掛かりとしたいところです!