試合戦評。

8月13日 千葉ロッテ戦 千葉マリン
西|100 100 000 2
ロ|300 020 00X 5
西|H:8 E:0
ロ|H:8 E:1

昨日は延長12回の熱戦を制し、今季初のマリーンズ3連戦勝ち越しを決めたライオンズ。上位追撃ムードが高まる中、今日もキッチリ白星を重ねて同一カード3連勝を決めるべく、6月11日以来約2ヶ月ぶりの白星を目指すワズディンが先発のマウンドに上がりました。

そのワズディンに勝利をプレゼントすべく、初回から打線が奮起します。マリーンズ先発の成瀬から好調の2番・栗山が安打で出塁し、4番・中村が左中間を破る適時二塁打を放ち、幸先良く1点を先制します。

援護をもらったワズディンでしたが、今日はリズムに乗れません。初回、先頭の西岡に四球を与えるなどして1死満塁とされると、井口の併殺崩れの間に1点を返され、1対1。さらに里崎、バーナムJr.にも適時打を浴び、1対3と試合をひっくり返されてしまいます。

しかしその後ワズディンは立ち直りを見せ、2回、3回といずれもマリーンズ打線に安打を許さず、試合の流れをライオンズに引き寄せます。

すると4回、相手の失策なども絡めて1死1,2塁とし、7番・G.G.佐藤が左中間を破る適時二塁打を放ち、2対3とします。

この勢いのままいきたいところでしたが、5回、2番手・山本淳が2つの四球で無死1,2塁としてしまうと、井口に適時打を許し、2対4。なおも無死満塁から併殺崩れの間に1点を失い、2対5と点差を広げられてしまいます。

反撃を見せたい打線は、7回に片岡、栗山の連打と重盗などで2死2,3塁としますが、後続が倒れて得点を奪えません。

直後の7回裏からは4番手・木村が今季初登板。最速151キロを記録する力の入ったストレートを投げ込むなど、堂々とした投球でマリーンズに追加点を許さず、打線の奮起を待ちましたが、8回から登板のマリーンズ2番手・内には3者連続空振り三振。最終回は守護神・シコースキーの前にわずか5球で3者凡退に仕留められてしまい、そのまま試合終了を迎えました。

先発のワズディンが4回を76球、被安打5、奪三振1、与四球3、失点3という内容で今季3敗目を記録し、チームの連勝も2でストップ。栗山の4安打、木村の好投など投打に好材料はありましたが、約1ヶ月ぶりとなる同一カード3連勝を飾ることは出来ませんでした。

息つく暇もなく、明日からは札幌に乗り込んで首位・ファイターズとの直接対決を迎えます。ここで一気に追撃を果たし、ゲーム差を縮めていきましょう!