試合戦評。

8月19日 福岡ソフトバンク戦 ヤフードーム
西|201 300 012 9
ソ|100 100 000 2
西|H:11 E:0
ソ|H:8 E:0

昨日は涌井の好投も実らず延長12回の末引き分けに終わり、4位に転落してしまったライオンズ。連敗を止めてすぐさまAクラス復帰を果たすべく、今日は石井一が先発のマウンドに上がりました。

その石井一に対し、今日は打線が序盤から援護を与えます。初回、ホークス先発・藤岡から先頭の1番・片岡が死球と盗塁などで3塁にまで進むと、2死から4番・中村が左翼席へ運ぶ今季第36号2点本塁打を放ち、いきなり2点を先制します。

直後の1回裏に2死1,3塁からオーティズに適時打を許して1点を返されますが、3回に藤岡の制球の乱れを突いて2死満塁とし、5番・石井義が押し出し四球を選び、3対1。再び2点のリードを奪います。

さらに4回、四球と安打などで1死1,2塁とすると、片岡の左翼席へ飛び込む自身初の2ケタ第10号ソロ本塁打で3点を追加し、6対1と点差を5点に広げます。

序盤から打線の援護をもらった石井一は、毎回のように走者を出すものの2回以降は連打を許さず、ホークス打線を打ち取っていきます。4回裏には先頭の田上に17号ソロ本塁打を浴びて6対2とされますが、緩急を使った投球で要所を封じ、7回まで今季初の2ケタ10個の三振を奪うなど、ホークスの追撃を許しません。

勝利を確実なものとしたい打線は迎えた8回、8番・銀仁朗の今日3安打猛打賞となる安打などで作った2死2,3塁のチャンスで片岡が左前へ適時打を放ち、7対2。さらに9回にはホークス3番手・三瀬から幸運な内野安打などで1死2,3塁とすると、代打・後藤に右越2点適時二塁打が飛び出し、9対2と完全にダメを押しました。

投手陣も8回途中から石井一の後を受けたベイリス、最終回は藤田とつないでホークスの反撃を封じ、そのまま試合終了。先発の石井一は、7回1/3を125球、被安打6、奪三振10、与四球4、失点2という内容の好投で今季6勝目を挙げ、チームも9対2と投打のかみ合った試合内容で引き分けを挟んでの連敗を4でストップ。勝率を5割に戻し、わずか1日で3位に返り咲きました。

嫌な流れはキッチリと断ち切りましたが、まだまだ反撃はこれからです。明日は木村がプロ入り初先発を迎えますが、ここで勝利を収めてさらにチームを盛り上げ、少しでも上位チームとの差を縮めていきましょう!