試合戦評。

8月21日 千葉ロッテ西武ドーム
ロ|602 001 111 12
西|010 220 110 7
ロ|H:15 E:2
西|H:16 E:0

再び4位に転落し、出直しを図るライオンズ。3カードに渡るロードゲームを終え、今日からは西武ドームに戻って下位に沈むマリーンズを迎え撃ちます。取りこぼせないこのカードの初戦のマウンドには、帆足が上がりました。

しかしその帆足、今日はリズムに乗れません。連続四球と内野安打でいきなり無死満塁とされると、大松に適時打を許し、0対1。その後も里崎の押し出し四球、ベニーの犠飛、堀の適時打、早坂の2点適時二塁打と勢いを止められず、打者一巡の攻撃でまさかの6失点。厳しい立ち上がりとなります。

打線が2回に1死2塁から6番・G.G.佐藤の左越え適時二塁打で1点を返しますが、続く3回に無死1塁から堀に3号2点本塁打を許し、1対8。その後二死満塁としたところで、帆足は無念の降板となりますが、2番手・松永が見事な火消しを見せ、流れを引き寄せます。

すると4回、3番・栗山、4番・中島の連続長短打で無死2,3塁とすると、5番・上本の適時内野安打、さらにG.G.佐藤併殺打の間に1点を挙げ、3対8。続く5回には、1死1,3塁から栗山、中島の連続適時打で5対8とし、3点差に詰め寄ります。

この勢いのまま試合をひっくり返したいところでしたが、救援陣が再びマリーンズ打線につかまってしまいます。6回、3番手・藤田が1死満塁から堀に適時打を許し、5対9。7回には4番手・西口が1死3塁から竹原にライトへ犠飛を運ばれ、5対10とされます。

直後の7回裏に相手の暴投の間に1点を返して6対10としますが、8回に2死1,2塁から早坂に適時二塁打を浴びて6対11。8回裏には2死満塁から中島が押し出し四球を選んで7対11とし、なおも2死満塁という場面でスタメンを外れた中村が代打で登場しますが、シコースキーに三振に仕留められてしまい、点差を縮められません。

そして9回、1死3塁から大松に犠飛を許して7対12とされ、万事休す。最後の攻撃でも走者を出しましたが得点には繋がらず、そのまま試合終了。マリーンズ2番手・上野にプロ初白星を献上し、4時間を超え、両チーム合わせて31安打19得点という乱打戦を制することは出来ませんでした。

チームはなかなか復調のきっかけをつかむことが出来ませんが、明日はOB・清原和博氏が来場します。かつての黄金時代を支えた大打者の前で、何としても「強いライオンズ」の誇りを取り戻すような戦いぶりを見せ、マリーンズを圧倒したいところです!