試合戦評。

6月12日 阪神西武ドーム
神|000 001 002 3
西|110 003 10X 6

神|H:8 E:0
西|H:10 E:0

ライオンズ先発はエース涌井。
阪神3連敗、しかも石井一がノックアウトされたあとの4戦目だっただけに気合が入っていた。
7回には珍しくグラブを叩いて雄たけびをあげた。

初回、先頭の赤星にセカンド内野安打を許すと、関本の送りバントで2塁に赤星を進める。
新井はサードゴロに打ち取るも4番金本にフォアボールを与えてしまう。
しかし、林には外角低めにストンと落ちるフォークで空振り!初回からフォークが決め球となった。

3回は新井にヒットを許すも、林をまたもキレのあるフォークで空振り三振を奪う。

4,5回は3者凡退に仕留める好投。
6回には「振り返ってみれば失投でした」と金本にライトソロ本塁打を許すも、後続は冷静に抑えて流れは譲らず。

そして、7回は葛城に右中間へのヒット、野口へフォアボール、さらには関本にフォアボールを与え満塁のピンチを背負うも、3番・新井をフォークで三振に仕留めグラブを叩いて雄たけびをあげる。

涌井にしては珍しく闘志をむき出し、今季ようやく涌井らしい投球を見せた。

打線は初回2番ファーストに起用された平尾がセンター前ヒットで出塁すると、ブラゼルの左中間への2塁打で先制!
苦戦を強いられてきた対阪神相手に幸先の良いスタートを切る。

2回にはボカチカ、細川のデッドボールで1,2塁のチャンスを作ると片岡のライト前タイムリー安打で追加点。

6回には中村がレフト前安打で出塁すると、ボカチカにデッドボール、細川のピッチャー送りバントを岩田がフィルダースチョイスし満塁。

9番・高山が際どいボール球もしっかり見極め、押し出しで3点目。
さらには片岡の2点タイムリーで、勝利をさらに引き寄せ、セ・リーグ防御率トップの岩田をマウンドから引きずり下ろした。

7回には中村が2試合連続のダメ押しとなるソロホームラン!
阪神相手に快勝となった。

ライオンズは阪神戦の連敗を3で止め、貯金を15に戻した。

涌井は西武ドームで5連勝で今季6勝目。交流戦の10勝目の節目勝利となった。