試合戦評。

6月27日 ロッテ戦 大宮
ロ|100 000 000 1
西|101 020 00X 4

ロ|H:5 E:0
西|H:12 E:0

53年ぶりに行われた大宮の公式戦でライオンズはスタンドのファンに最高の快勝を見せた。

先発・帆足は「ブルペンから切れが良かった」と、テンポの良い投球を見せる。

初回里崎に先制のアーチを浴びるも、「すぐに追いついてくれたから切り替えることができた。」と2回以降は立ち直る。

3回にはランナー・1,3塁のピンチも得意のゴロに打ち取り追加点は許さない。

打たせて取るスタイルが基本の帆足だが、6回には4番・サブロー、5番ズレータを連続三振に取るなど、ストレートと変化球を織り交ぜて、的を絞らせなかった。

岡本真、グラマンと勝利の継投策で今日の試合は締めくくった。
交流戦明けから戦っていくための継投策となった。


打線は初回、先頭の片岡がセンター前ヒットで出塁すると、栗山の送りバントを成瀬がフィルダースチョイス。暴投の間に3塁まで進んだ片岡が、ブラゼルの犠牲フライで同点に追いつく。

3回には、栗山が今季地方球場で4本目となる第5号ソロアーチで勝ち越す。
「左投手でも使ってくれたから期待に応えたかった」と手ごたえ十分の一発。

5回にはブラゼルがリーグトップタイとなる第18号2ラン!

大きな弧を描いたアーチは、隣接するサッカー場まで飛び込む、大宮の歴史に名を刻む一発となった。


大宮での試合とあって、代打で出場した石井義と平尾には大歓声が沸いた。
平尾はファンの歓声に「正直泣きそうになった」という。石井義もレフト前にヒットを放った。

「またやりたい」選手たちも嬉しそうに振り返った大宮開催となった。