試合戦評。

7月3日 日本ハム戦 札幌ドーム
西|001 101 001 4
日|001 005 00X 6

西|H:7 E:4
日|H:13 E:0

勝率リーグトップの帆足対もっとも完投勝利の多いダルビッシュとの投げ合いで始まった首位攻防戦第3ラウンド。

先に得点を奪ったのはライオンズだった。
3回石井義が四球を選び出塁すると、細川が手堅く送ってこの試合初めて得点圏にランナーを進める。
ボカチカのセカンドゴロ間に石井義は3塁に進むと、片岡がピッチャー強襲の内野安打を決め1点。
好投手ダルビッシュからの初ヒットがタイムリーとなった。

しかしその裏、金子誠がレフト線への二塁打で出塁すると、昨日4安打を放った田中賢がセンターへのタイムリー安打を放ち同点とされる。

4回、栗山、中島が変化球を狙い打ちにチャンスを作ると、ダルビッシュキラーの中村が三遊間を破るタイムリー安打を放ち勝ち越し。「たまらんのぉ〜」とコメントも冴えた。

6回には栗山が振り逃げで出塁すると、中島が左中間へのタイムリ二塁打で追加点。
ダルビッシュから勝利を勝ち取ったかのように思われた。

しかし6回裏、稲葉がセンター前への安打で出塁すると、その打球を栗山が弾き稲葉は2塁へ。
スレッジにライト前安打のあと、小谷野のピッチャーゴロを帆足が悪送球してしまい、その間に3塁ランナー・稲葉が生還し1点。

さらには稲田のレフト前タイムリー安打で同点に追いつかれてしまう。

金子誠のセンター前安打で満塁のピンチを背負うと、帆足はここで無念の降板。ベンチに戻った帆足はタオルで顔を覆った。

1日の試合では1軍復帰後の勝利をあげた小野寺だったが、森本に右中間へのタイムリ二塁打を許しファイターズ逆転。この回一挙5点を失った。

味方の援護をもらったダルビッシュは7回表を3者三振。8回も3人で打ち取られ、さすが日本ハムのエースという投球を見せつけられた。

最終回、代わったMICHEALから中村がショートへの内野安打で出塁すると、石井義の左中間へのタイムリ二塁打で1点を返すも反撃はここまで。

3戦連続のシーソーゲームは、最終ラウンドで粘りが及ばなかった。4つのエラーも反省すべき点となった。
日本ハムの連勝も6でストップ。

しかし、首位攻防戦を勝ち越し、貯金を増やせたことは大きい。交流戦では減速気味だった打線の勢いも復活した。

一日挟んで楽天との2連戦は、首位の力を見せつける結果を期待したい。