試合戦評。
7月12日 オリックス戦 スカイマーク
西|200 000 002 4
オ|000 100 100 2
西|H:10 E:0
オ|H:9 E:1
昨日の快勝の勢いのまま試合は始まった。
先頭の片岡が左中間の二塁打でチャンスを作ると、栗山が送りバントを決めランナー3塁。3番・中島がセンター前の適時打を放ち先制する。
中島が2塁への盗塁を決めると、G.G.佐藤が「魂が打ったんだ」とコメントする気合のセンター前適時打でこの回2点をあげた。
しかし、バファローズ・山本は2回以降落ち着いた投球を見せる。3回以降もヒットや四球で出塁するものの落ち着いた投球で6回まで追加点を山本から追加点をあげることはできず8奪三振を喫した。
しかし、7回昨日猛打賞の松坂がレフトフェンス直撃の2塁打を放ったところで、当たっている片岡を前に山本は降板した。
ライオンズ先発は岸。前回から落ち着きを取り戻し始めている岸は、今日も落ち着いた投球で相手にゲームを作った。三振こそ4つと少なかったものの、無四球で7回2失点。
打線が山本から追加点を奪えず、勝利投手にはならなかったが、右バッターの内角いっぱいをつくボールで見逃し三振を奪ったり、打者の意表をつくコースへのボールで翻弄するなど、銀仁朗とのバッテリーで大胆な攻めの投球が光った。
そして、同点で迎えた9回スペシャルな結果が待っていた。
代打で登場したのは、今日30歳の誕生日を迎えた石井義。1−3から高めのストレートを振り抜いた打球はそのままバックスクリーンへ!自らの誕生日を最高の形で飾る勝ち越しの今季2号目となった。
石井義の代打ホームランは00年9月8日以来。お立ち台でも笑顔が弾けた。
続く松坂が死球を受け出塁すると、中島のセンターへのタイムリー二塁打でさらに追加点。大きな2点をあげ勝利を決めた。
このところ、大事な場面でしっかりと試合を引き締めてきた正津が、06年6月17日以来の今季初勝利。グラマンは自身タイとなる17セーブ目をあげた。
対バファローズは5年ぶりの9連勝で、今季対戦成績は10勝3敗と大きく勝ち越し。
貯金11で再び首位を快走し始めた!