試合戦評。

8月13日 楽天Kスタ宮城
西|020 020 210 7
楽|202 400 21X 11

西|H:11 E:2
楽|H:13 E:0

ライオンズ先発は石井一。腰痛のため1日に一度登録抹消となり、7月29日以来の登板となった。

初回制球の定まらない石井一は先頭の渡辺直にセンター前安打、盗塁を許し、内村には死球を与えてしまう。リックのセンターフライの間に3塁まで進んだ渡辺直はフェルナンデスのセンター前適時打で生還。先制点を許してしまった。さらには山崎武のサードゴロ間に2点目。不安な立ち上がりとなった。

しかし、今のライオンズは打撃で挽回する。
2回先頭の後藤がレフトオーバーの第6号ホームランを放つと、続く中村が第29号の2者連続ソロアーチ!!一気に同点に追いついた。

味方の援護に落ち着いた投球をしたかった石井一だが、3回リックにレフトオーバーの第9号ソロを浴びると、続くフェルナンデスにはセンターオーバーの二塁打、山崎武のサードゴロを中村が落球してしまうという不運も重なり、セギノールには死球。これで満塁のピンチを作ってしまった。
悪い流れのまま中島のショートゴロ間に追加点勝ち越しの4対2と再びリードを許した。

コントロールが定まらない石井一は4回渡辺直、内村に連続四球を与えると、リックのレフト前適時打で1点を失うと、ここで降板。
2度小野投手コーチが立て直しのチャンスを与えたが、その期待に応えることができなかった。

ピッチャーは2番手・岩崎に代わったがフェルナンデスのショートゴロをダブルプレーを狙った黒瀬がまさかの落球。打ち取った当たりだっただけにさらに流れが悪くなってしまった。
すると、山崎武にはレフト前、セギノールには押し出しの死球、さらに中島のショートゴロ間に1点ずつ失いこの回4失点。

石井一の失点はワーストタイの
7、自責点は5となった。

差は6点となったが、打線は4連勝の勢いのまま乗っていた。

5回黒瀬がセンター前安打で出塁すると、栗山がライトオーバーの第8号2ラン!8対4とする。

7回には黒瀬が死球で出塁すると、片岡がライト前安打で黒瀬は一気に3塁まで進みチャンスを作る。
さらには、片岡がすかさず2塁への盗塁を成功!昨年盗塁王を獲得した38盗塁に早くも並んだ。

ランナー2,3塁として栗山のショートゴロ間にまずは1点を返し、ボカチカのレフト前安打でさらに1点。8対6と2点差まで詰め寄った。

しかしその裏、今日1軍再昇格となった岡本篤が先頭の鉄平に四球を与えると、藤井はすかさず犠打。渡辺直が猛打賞となるライト前安打を放ちランナー1,3塁のチャンスを作る。
ここでワンポイント起用の星野は代打・吉岡を空振り三振に仕留めるも、続く正津がリックセンター前に2点適時打を浴びてしまい、イーグルスは2桁10得点目。詰め寄った点差は再び離された。

8回表には後藤がこの試合2本目となる第7号ソロアーチをライトスタンドに叩き込むも、その裏に登板した岡本真が2連打で1点を失ってしまい、試合は結局11−7の競り負け。

11安打、4本塁打、7得点と今日も打線は爆発したが、打っては、投手陣が打たれるという投打の噛み合わない試合内容となってしまった。

ライオンズの連勝は4でストップ。12連戦の中移動疲れも見える選手たちだが、今日はゆっくりと休み明日の試合に備えてほしい。

昨年の盗塁に並ぶ38盗塁を早くも達成した片岡は「昨年の38個の盗塁は今年の目標にはしていましたが、単なる通過点として捉えています。
まだシーズンが続きます。これからもスピード感ある走塁を皆さんに見せます。応援よろしくお願いします。」と話した。この前向きさが、これからの勝利につながるだろう!