試合戦評。

3月29日 ヤクルト戦 西武ドーム
ヤ|003 010 020 6
西|106 020 00X 9
ヤ|H:9 E:0
西|H:14 E:1

オープン戦もいよいよ最終戦。昨日に続きスワローズを迎えての一戦です。ライオンズの先発は西口、スワローズの先発は李恵踐となり、侍JAPAN戦士の中島と片岡が満を持してスタメンに名を連ねました。

その片岡が初回、スワローズ先発の李恵踐からいきなり右中間への三塁打を放って好機を作ると、続く栗山がきっちりと右犠飛を放って、あっという間に1点を先制します。

ところが、立ち上がりからやや制球が不安定だった西口が3回、福地の右翼線への二塁打と、川島慶への四球で、1死1,2塁となると、武内に2号3点本塁打を右翼席へ叩き込まれ、逆転されてしまいます。

しかしその裏、今日は打線がすぐに反撃を開始。先頭の赤田が四球を選ぶと、片岡が左二塁打で続き、さらに栗山の右前適時打でまずは1点を返します。
なおも無死1,3塁の好機に、中島に右翼席への1号3点本塁打が飛び出し、一気に逆転すると、その後も攻撃の手を緩めず、G.G.佐藤、江藤、ボカチカ、細川の4連打で2点を追加。
打者11人の猛攻で一挙6点を奪い、7対3と試合をひっくり返します。

さらに、スワローズに1点を返された直後の5回裏にも、ボカチカが左中間への二塁打で出塁すると、2死から赤田がセンターバックスクリーンへ突き刺さる2号2点本塁打を放ち、スワローズを引き離します。

大量援護をもらった西口は、5回を95球、被安打5、奪三振1、失点4で「昨年よりいい状態」と語り、開幕への手応えを掴んだマウンドとなりました。

西口の後は、谷中、大沼と繋ぎ、4番手・小野寺が8回に、川島慶の左適時二塁打で2点を失いますが、その後を星野、グラマンと繋いで、そのまま9対6と逃げ切りに成功。

14安打9得点と、ここまでオープン戦で一度も勝っていなかったスワローズに打ち勝って、オープン戦最終戦を白星で飾り、シーズン開幕へ向け、弾みをつけました。

いよいよ4月3日、ライオンズは適地・千葉マリンスタジアムでマリーンズとの開幕戦を迎え、7日には本拠地・西武ドームバファローズと激突。アジア2連覇へ向けた戦いが始まります。