試合戦評。

5月23日 横浜戦 西武ドーム
横|000 000 222 6
西|230 011 30X 10
横|H:8 E:2
西|H:17 E:0

昨日はエース・涌井がリズムをつかめず、まさかの大敗。嫌な流れを払しょくし、明日からのビジター4戦を勝ち抜く勢いを作るべく、今日の試合に臨みました。

打線は初回、ベイスターズ先発のグリンから1番・片岡、2番・栗山の連打で無死1,2塁のチャンスを作ると、続く3番・中島が左前へ適時打を放ち、1点を先制。その後4番・中村と5番・石井義が倒れて2死1,3塁となりますが、6番・G.G.佐藤に中前適時打が飛び出し、初回から幸先良く2点を奪います。

続く2回には先頭の8番・佐藤が右前安打を放ち、その後進塁打などで2死3塁とすると、栗山、中島、中村に3者連続適時打が生まれ、3点を追加。5対0と序盤から大きくリードを広げます。

さらに5回には中村が相手の失策で出塁すると、石井義が左中間を破る適時打を放ち、1点を追加。6回には2死3塁から栗山が右翼フェンス直撃の適時三塁打を放ち、7対0とベイスターズを突き放します。

援護をもらったライオンズ先発の帆足は、持ち味の低めにボールを集める投球でベイスターズ打線を手玉に取り、6回までわずか3安打。2塁すら踏ませない完璧な内容で、スコアボードに0を並べていきます。

帆足は球数が100球に近づいた7回、1死1塁から佐伯に2号2ランを浴びて2点を返されてしまいますが、直後の7回裏に打線がすかさず援護。相手の失策と石井義の右前安打で無死1,3塁とすると、G.G.佐藤の投ゴロの間に1点を挙げ、8対2。その後2死2塁としたところで、佐藤、上本が連続適時二塁打を放ち、10対2と試合の大勢を決めます。

8回に帆足が金城に4号2ランを浴び、さらに9回には2番手・岡本慎が吉村に1号2ランを許して10対6とされますが、最後は左翼手・松坂の好プレーで締め、何とかリードを守りきりました。

打線の大量援護に恵まれて8回を投げきった帆足は121球、被安打7、奪三振5、与四死球1、失点4という内容で今季2勝目。打線は栗山、中島、佐藤が3安打猛打賞を記録するなど17安打10得点と爆発し、昨日の借りを返しました。

明日からは西日本に移動して広島、阪神との2カードを迎えます。ともにセ・リーグの下位に沈んでいるチームだけに、当たりに当たっている打線の勢いで圧倒して白星を積み重ねていきたいところです!