試合戦評。

7月9日 北海道日本ハム西武ドーム
日|010 001 000 2
西|011 301 11X 8
日|H:9 E:0
西|H:18 E:0

強敵・ダルビッシュを下し、今季2度目の5連勝を飾って勢いに乗るライオンズ。今日はチームの今季初となる6連勝、そして自身の4年連続2ケタ勝利とプロ入り通算50勝を懸け、エース・涌井がマウンドに上がりました。

万全の投球内容でファイターズ打線を封じていきたい涌井でしたが、2回に2本の安打などで1死1,3塁とされると、金子誠に左前適時打を許し、1点を先制されます。なおも1死満塁とされますが、好調・糸井を併殺打に仕留めて最少失点でこのピンチを脱します。

すると直後の攻撃、打線が涌井をすかさず援護。ファイターズ先発の武田勝から2本の安打などで1死1,2塁とすると、今日1軍再登録されたばかりの7番・後藤が三遊間を破る適時打を放ち、1対1の同点に追いつきます。

続く3回、1番・片岡の二塁打、2番・栗山の犠打で1死3塁とすると、3番・中島のレフトへの適時打で2対1と勝ち越しに成功。さらに4回には8番・水田の今季初安打などで1死1,3塁とし、片岡、栗山の連続適時長短打で3点を追加。5対1とリードを広げます。

6回に内野ゴロの間に1点を返され5対2とされますが、好調な打線は全く攻撃の手を緩めません。6回に4番・中村の3試合連続となる29号ソロ本塁打で6対2として先発全員安打を達成すると、7回には片岡の今日2本目となる適時二塁打で7対2。さらに8回にはG.G.佐藤が右翼席へ12号ソロ本塁打を叩き込み、8対2と完全にダメを押しました。

最終回は涌井の後を受けた2番手・三井がファイターズの攻撃を3者凡退に仕留めて試合終了。打線は先発全員安打となる今季最多タイの18安打を放ち、投げては涌井が8回を145球、被安打9、奪三振11、与四球3、失点2という内容で、見事4年連続2ケタ勝利となる今季10勝目を記録。自身プロ入り通算50勝にも到達し、チームも今季最長の6連勝となりました。

これで2カード連続の同一カード3連勝となり、2位・ファイターズとのゲーム差も3.5。完全にその背中をとらえました。明日からは最下位・バファローズを迎えての3連戦となりますが、今季6勝3敗と得意にしている相手をキッチリ叩き、終わりなき連勝街道をただひたすらに歩んでいきたいところです!