試合戦評。

7月8日 北海道日本ハム西武ドーム
日|000 012 000 3
西|010 100 20X 4
日|H:7 E:0
西|H:10 E:1

七夕の夜に見事な逆転勝利を挙げ、今季4度目の4連勝で勝率を5割に戻したライオンズ。さらに連勝を伸ばして上位追撃の勢いを強めるべく、今日は球界を代表する右腕・ダルビッシュに立ち向かいました。

序盤から先手を取りたいライオンズは2回、先頭の4番・中村が左翼席上段へと運ぶ特大の2試合連続第28号ソロ本塁打を放ち、1点を先制します。さらに4回には2本の安打などで1死1,2塁とすると、5番・石井義の適時打で1点を追加。防御率1点台を誇るダルビッシュから2点を奪い取り、試合の主導権を握ります。

ライオンズ先発の西口は、走者を出しながらも百戦錬磨の投球術で要所を締め、4回まで無失点と試合のリズムを作っていきます。しかし2点リードで迎えた5回、金子誠に左翼席へ運ばれる7号ソロ本塁打を許し、1点差に詰め寄られます。

さらに6回、稲葉、高橋と打ち取って簡単に2死までこぎ着けますが、糸井に右中間への三塁打を浴びると、続くスレッジには右翼席への11号2点本塁打を許してしまい、2対3。一気に試合をひっくり返されてしまいます。

しかし7回、連勝中に幾度も逆転勝利を収めているライオンズがまたも底力を発揮します。先頭の7番・清水の右前安打、8番・大崎の犠打で1死2塁とすると、続く代打・上本が右中間へ今季第2号2点本塁打を叩き込み、4対3。逆転に成功します。

その後は8回を3番手・星野が打者3人で締めてファイターズの反撃を封じると、最終回は小野寺が走者を許しながらも最後の打者を併殺に仕留め、試合終了。見事今カード勝ち越しを決めて今季2度目の5連勝を飾り、貯金を1としました。

難敵・ダルビッシュから4点を奪い取り、ついに上位チームを射程距離に収めたライオンズ。ファイターズとのゲーム差は4.5としましたが、ライオンズの真夏の逆襲はまだまだこれからが本番です。明日は4年連続2ケタ勝利を懸けてマウンドに上がるエース・涌井の快投でファイターズをねじ伏せ、今季初の6連勝を狙います!