試合戦評。

8月15日 北海道日本ハム戦 札幌ドーム
西|000 000 000 0
日|000 000 02X 2
西|H:7 E:0
日|H:6 E:0

昨日はあと一歩のところで逆転負けを喫し、自力Vが消滅してしまったライオンズ。嫌な流れを断ち切るべく、今日のマウンドにはパ・リーグ相手に昨年から16連勝中の岸が上がりました。

岸に先制点をプレゼントしたい打線は初回、ファイターズ先発・藤井から2番・栗山が9試合連続安打となる内野安打で出塁しますが、盗塁死などで初回は結局打者3人で終了。2回表には、今日26回目の誕生日を迎えた4番・中村が二塁打を放ちますが、後続が続かず先取点を奪えません。

一方の岸は、初回を無難な立ち上がりで終えると、ここから見事な快投を披露。2回、3回と4者連続三振を奪うなど、2イニングス連続で3者凡退に抑え、3回まで一本の安打も許しません。

好投を続ける岸に対し、打線は5回、2者連続で四球を選ぶなどして1死2,3塁のチャンスを作ります。しかし9番・銀仁朗の強烈な当たりが遊撃手・金子誠の正面を突いてしまう不運な結果になってしまい、得点を奪えません。

さらに6回には、1番・片岡と栗山の連打で無死1,2塁のチャンスを作るも、3番・中島の併殺打などで打線がなかなかつながりません。

岸も6回、7回と得点圏に走者を許す厳しい投球となりましたが、粘りの投球を見せ、ファイターズに先制を許しません。

ところが8回、岸がついにファイターズにとらえられます。二塁打と犠打で1死三塁とされると、続く稲葉を敬遠したところでマウンドを救援陣に託します。2人目・大沼は三塁手・原の好守備にも助けられて2死1,2塁としますが、3人目・星野がスレッジに中越えの2点適時二塁打を打たれてしまい、0対2とされてしまいます。

何とか2点差をはね返したい打線は9回、中島がファイターズ守護神・武田久から安打を放ち、チャンスの芽を作りましたが、後続が続かず試合終了。5/25カープ戦以来の今季2度目の完封負けを喫してしまいました。

岸は7回1/3、125球を投げ、被安打5、奪三振7、与四球3、失点2と力投しましたが、自身の今季の連勝は5でストップ。パ・リーグ相手には昨年6/28マリーンズ戦以来となる黒星となりました。

これで3連敗を喫し、勝率も7/7以来の5割。8月に入り苦しい戦いが続いています。何としても同一カード3連敗だけは避けるべく、明日は先発としての初白星を目指し、新人・野上がマウンドに上がります!