試合戦評。

9月27日 東北楽天西武ドーム
楽|102 132 200 11
西|000 012 100 4
楽|H:16 E:0
西|H:9 E:1

昨日は序盤のリードを守れず、連勝が5でストップ。3位・イーグルスとのゲーム差も3となり、イーグルスクライマックスシリーズ進出マジックが再々点灯してしまいました。何としてもクライマックスシリーズ進出戦線生き残りを果たすべく、今日はエース・涌井を送り込みました。

しかしその涌井、今日は制球が定まりません。初回、2つの四球で2死1,2塁とされると、草野に適時打を許し、1点を先制されます。2回は3者凡退に抑えて立ち直りの兆しを見せましたが、3回にも2つの四球などで1死1,2塁とすると、ここでまたも草野に適時打を浴び、0対2。その後味方の失策も絡んでさらに1点を失い、0対3とされてしまいます。

さらに4回、1死1,3塁から鉄平に左前への適時打を許し、0対4。5回には涌井の後を受けた2番手・大沼が1死1,3塁とされると、ここから中谷に犠飛、中村真、渡辺直には連続適時長短打を許し、0対7と大きくリードを許します。

一方反撃を見せたい打線はイーグルス先発・ラズナーをとらえられずにいましたが、7点差とされた直後の5回裏、2死1塁から8番・原が右中間を破る適時二塁打を放ち、1対7。6回には前の回から登板の3番手・木村が2死満塁から中谷に2点適時打を許して1対9とされますが、直後の6回裏、1死1塁から3番・中島が放った打球は右翼ポール際へ。これが今季第21号2点本塁打となり、3対9と勝利への執念を見せて追い上げます。

しかし、7回から今季初登板の山岸がイーグルス打線の勢いを止められず、2死1,3塁からセギノール、リンデンと連続適時打を許し、3対11。直後の7回裏に2死3塁から2番・栗山が適時打を放って4対11と再び追い上げを見せましたが、反撃もここまで。8回、9回はイーグルス2番手・福盛の前に本塁を踏めず、そのまま試合終了を迎えてしまいました。

先発・涌井はまさかの今季最短となる4回で降板し、今季6敗目。これでイーグルスとのゲーム差は4に開き、イーグルスクライマックスシリーズ進出マジックは6となってしまいました。

ライオンズは残り8試合で4ゲーム差を縮めていかなければなりません。明後日からは5位・マリーンズとの今季西武ドーム最終カードを迎えますが、残り試合全てを勝つつもりで、何としてもクライマックスシリーズ進出への執念を見せつけましょう!