試合戦評。

5月5日 東北楽天西武ドーム
楽|200 040 100 7
西|010 020 000 3
楽|H:13 E:0
西|H:7 E:0

昨日は打線が効率的良く得点を重ね、快勝を収めたライオンズ。首位・イーグルスの勢いを止めて上位再浮上の足がかりとしたいこの試合、前回の登板で素晴らしい投球を見せた石井一がマウンドに上がりました。

今日も快投が期待された石井一でしたが、この日は初回からリズムに乗りきれません。先頭の渡辺直に安打で出塁されると、四球と犠打で1死2,3塁とされます。ここで山崎武に右中間を割られる適時二塁打を許し、いきなり2点を先制されてしまいます。

石井一を援護したい打線は2回、プロ入り初登板初先発となるイーグルス・井坂から先頭の4番・中村が左翼席上段へ運ぶ今季第12号ソロを放ち、すかさず1点を返します。

しかし1点差のまま迎えた中盤の5回、高須に今季1号ソロを浴びると、その後2死2塁から中村紀に適時打を許し、1対4とされます。さらに続くセギノールには右翼席への今季3号2ランを許してしまい、1対6とリードを広げられてしまいます。先発の石井一はここで無念の降板。6つの三振を奪いましたが、4回2/3を103球、被安打9、与四死球2、失点6という内容でした。

打線は直後の5回裏、反撃を見せます。1死後に今季初出場初スタメンの9番・松坂が二遊間を破る安打を放つと、続く1番・片岡の左翼線二塁打の間に1塁走者の松坂が一気にホームインし、2対6。さらに3番・中島が四球を選ぶなどして2死1,2塁とし、中村が左中間への適時二塁打を放って3対6と3点差に詰め寄ります。

その後ライオンズは石井一の後を岩崎、土肥とつなぎますが、7回に4番手・岡本慎が中村紀に適時打を許してしまい、3対7。打線も井坂の後を受けた小山、グウィンの前にわずか1安打に封じられてしまい反撃の機会すら作れず、そのまま試合終了。イーグルス先発の井坂にプロ入り初勝利を献上してしまいました。

しかし敗れはしたものの、中村の両リーグ単独トップに立つ今季第12号ソロが飛び出し、今日1軍登録されたばかりの松坂が今季初安打を放ちました。中継ぎの岩崎、土肥も無失点に封じて役割を果たし、今後の活躍に期待が高まります。

ゴールデンウィーク9連戦を気持ちよく終えるためにも、明日は何としても勝利したいところ。このカード連続の勝ち越しを果たすべく、西口がマウンドに上がります。