試合戦評。

8月26日 東北楽天西武ドーム
楽|001 100 022 6
西|000 000 000 0
楽|H:11 E:0
西|H:2 E:0

昨日は後藤の一振りで熱戦に決着をつけ、再び3位浮上を果たしたライオンズ。さらに白星を重ねてイーグルスを突き放すべく、今日は先発のマウンドに8月に入って2勝負け無しの石井一が上がりました。

その石井一は連勝中の勢いをそのままに、初回から2三振を奪うなど快調な立ち上がりを見せますが、3回、無死1塁からリンデンに中越えの適時二塁打を許し、1点を先制されます。

さらに4回、1死1,3塁からスクイズを敢行されると、これが犠打野選となってしまい0対2。2点を追う展開となります。

反撃を見せたい打線は、イーグルス先発・永井に対して6回までわずか安打2本、そして毎回奪三振を喫するなど、チャンスを作ることが出来ません。3回には四球と犠打などで2死2塁としますが、あと一本が出ません。

打線の援護を呼び込みたい投手陣は、5回でマウンドを降りた石井一の後を受け、6回から藤田が登板。藤田はテンポ良い投球で7回までイーグルスの攻撃を完璧に封じ、試合の流れを引き寄せます。

しかし8回、3番手・西口が無死1塁から鉄平に左中間を破る適時三塁打を許してしまい、0対3。さらに1死後にセギノールにも適時打を浴び、0対4とリードを広げられてしまいます。

9回からは新人・宮田が記念すべき1軍初登板。簡単に2死を取りますが、ここから連打を浴びて1,2塁とされると、鉄平に2点適時三塁打を浴びて2点を失い、0対6とされます。

7回、8回と完璧に封じられた打線は、最終回のマウンドにも上がった永井に対し、1番・片岡、2番・原と立て続けに惜しい当たりを放つものの、反撃には至らずそのまま試合終了。永井にわずか2安打に封じられて三塁を踏めず、今季3度目の完封負けとなりました。

石井一は5回を投げて95球、被安打6、奪三振8、与四球1、失点2という内容でしたが打線の援護に恵まれず、今季8敗目。プロ初登板の宮田も2失点と、ほろ苦いデビュー戦となってしまいました。

これで連勝は3でストップし、再び4位転落。悔しい敗戦となりましたが、明日はライオンズ・クラシック 2009の最終日です。黄金時代を築いた数々のOBの前で必ずこの借りを返し、すぐさま3位再浮上を果たしたいところです!